2年前に放映されたNHKの大河ドラマ、鎌倉殿の13人を、私は今観ております。ちょうど、親鸞聖人が生きておられた頃と重なるので、とても考えさせられます。権力争いの末、兄弟で殺しあったり、親子で殺しあったり、身内であっても、邪魔者は、決して容赦はしない、本当に恐ろしい時代だと思いながら、観ております。まだまだ、途中ですが、源頼朝が、亡くなる時、阿弥陀如来像と頼朝の手が、紐で結ばれている場面、その当時の、極楽浄土を願っての儀式だったのです。今までの自分の犯した罪を悔いて、極楽浄土を願うのです。今までの自らの行いを考え、死を恐れる様子は、現代も変わりません。親鸞聖人の直接の師匠である法然上人のお弟子たちは、武士が中心であると、最近の歴史学者の方から学ぶことがあります。私が30年前に習ったのは、農民が中心であったと習ったのですが、そうでは無いようであります。武士は、人を殺すことが仕事であります。その1番の悩みは、殺生は地獄に堕ちる行いであります。法然上人は、武士を辞める必要は無い、それよりも、阿弥陀如来の救いを信じ、念仏もうしなさい。と説かれたのです。武士は救われたのであります。そして中には、武士を辞め、出家し弟子となられた方もいたのです。しかし、2年前と言えば、コロナ禍の真っ最中、撮影はさぞかし大変だったろうなぁと想像いたしました。
今日は、お彼岸2日目でした、平日でしたけれども、今日も多くの方にお参りいただき、ありがたいことでございます。