花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

フォトエッセイウイーン・プラハ・ローテンブルク~その4:土の匂いがするプラハ

2017年04月01日 08時50分36秒 | 旅エッセイ⑱~ウイーン・プラハ・ローテンブルク
                                          

                                          

                              

                                 

 昨日の雨が上がって、一筋の飛行機雲がはっきりと浮かび上がる晴天になった。プラハ城はどちらかと言うと遠くで眺めると、城のすごさがわかる。近くによるとカメラに収められない程でかい。
 今日は、日曜日ということで、聖ビート教会内に入れなかった。ガイドブックでは、入口に入って左側にミュシャのステンドグラスの窓があると書いてある。チェコの芸術家と言えば、ミュシャの名前があがる。フリータイムがないので、美術館にも行けない。非常に残念であった。
 散策していると、教会の鐘の音が響き渡った。その鐘の方向を見ると、人が綱を引っ張っているではないか。私は、自動で鳴らしているものとばかり思っていた。大変な肉体労働である。

 プラハ城から黄金の小路を通り過ぎたところに、裸の少年像が、広場の中央に置かれていた。黒ずんだ銅像の中で、ひときわ「おちんちん」だけがテカテカしていた。そこから黄金の小路の名前が付いたとは思わないが・・・。その部位をさわると何か幸運なことが起きるのかと推測した。私も右手でおそるおそる触れたが他の人たちは触らなかった。
 イタリアのベローナに行った時、ジュリエット像の右のおっぱいがテカテカだったことを思い出した。私も人込みをかき分けて、その銅像と一緒にその光景を写真し撮ってもらった事を思い出した。次に行く予定のカレル橋の欄干に建っている銅像でも同じように一部がテカテカに光っている所があった。

 カレル橋は、もっと混雑しているのかと思いきや、午前中のせいかゆったりしていた。チェコでは、中近東や中央アジアの顔だちをしている人が目立った。また、旧市街は、狭い道に路面電車が通っていて、人の流れが多く、ほこりっぽかった。何となくモロッコのマラケシュと同じような土の匂いを感じた。ウィーンは都会的で多少冷たさを感じるが、プラハは生活感にあふれた人間臭さが残っているように思えた。その泥臭さが本能をくすぐる。

 旧市庁舎にある15世紀に造られた時計塔は必見である。仕掛け人形、天文時計そしてカレンダー時計を有したもので、アートとしても価値がある。昨日の夕食時に利用したレストランでも、店の前に架っていた時計もその流れを汲んでいるかも。
 

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。