花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

フォトエッセイ:尾瀬からのメッセージ~その6「生きる」

2009年04月25日 23時40分12秒 | 尾瀬からのメッセージ


            

            

           

 尾瀬は、自然の宝庫である。夕日が沈むと、虫たちの活動が始まる。無防備なひとは、なら蚊の大群に襲われるだろう。山小屋の主人は、昼間でも防虫用の網を頭からかぶって、薪割りをする。蚊も生きるために必死である。

 モウセンゴケは、雑草も生えないような栄養分のない酸性土壌に育つ。彼らの栄養源は、体の表面にあるねばねばした繊毛で虫を捕らえる。じっと眺めていると、捕らえる瞬間に出くわすかもしれない。まさしく自然の神秘である。

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