花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

フォトエッセイウイーン・プラハ・ローテンブルク~その2:美術館めぐりのウィーン

2017年04月01日 08時51分21秒 | 旅エッセイ⑱~ウイーン・プラハ・ローテンブルク
         

            

                                    

                  

                                        

 ウィーンの町並みは、道路が広く、路面電車のレールと葉の散った街路樹のシチュエーションが冬の訪れを感じさせた。走っている車はそれほど多くなく、その分、地下鉄、トラムなど公共交通機関が充実している。また、空港に着いた時からクリムトなどウィーンの画家の絵が迎えてくれたし、ホテルでも壁一面にアートで飾られていた。至る所にある中世の建物や美術品の豊富さからアートを大切にする国民性を感じた。

 ガイドさんは、オペラ座からケルントナー通りを進みながら、午後からのフリータイムに備えて、位置関係や券売機での切符の買い方などを説明した。
 カフェは、発祥地と言われるだけあって多く、外観も高級感にあふれていた。また、クリスマスシーズンのため店のショーウインドウの飾りもメルヘンの世界である。あり得ない話であるが、もし私が海外で住むとしたら、当地を選ぶに違いない。

 そのど真ん中のレストランで昼食をした。私は、アルコールに弱いが、その雰囲気と飲み物で日本では当たり前に出てくる水を金を出してまで注文するのがしゃくにさわり、ご当地のビールを注文した。そのためなのかレストランでウィーンの散策MAPなどを置き忘れてしまった。

 フリータイムは、美術館めぐりをしようと決めていた。オペラ座まで戻り、トラム(D線)に乗って4つ目で降りた。そのことは、予備知識で把握していた。ベルヴェデーレ宮殿上宮(19・20世紀美術館)のシニアチケットを9€で購入した。一番の目的は、クリムトの「接吻」を観るためだ。日本絵画に精通したクリムトは、金箔を使った技法で特に人気があるが、「接吻」だけは日本では観られない。また、エゴン・シーレのファンも多く、悲しげな庶民の姿を力強い輪郭線で描く絵には、心が引き込まれる。19・20世紀美術館は、撮影禁止であった。多くの美術館は、可能で、たまにそうでないところがある。私にはその理由が理解できなしい。ベルヴェデーレ宮殿は、広く最寄の駅からオペラ座に向かった。4つ目で着くと思いきや遠回りした。

 オペラ座からゲーテ像、モーツァルト像を見ながら美術史博物館に向かった。その美術館は、北方ルネサンス(15~16世紀)時代の絵画の展示があることで有名である。偉そうなこと言ってしまったが、私は、少し前に美術検定の勉強をして初めて知った事である。クラーハナ、ブリューゲル、デューラーなどが人気である。ツアー客の中には、クラーハナを観たくてこのツアーを選んだ人もいた。
 夕方、その広場でクリスマスマーケットが開催されていた。そこで、グリューワイン(ホットワイン)という甘くした温かいワインを飲んだ。アルコールに弱くても、どんどんいけそうだ。かわいらしい長靴の形をしたカップに入っていて、カップを返却すると3€返金されるが私はお土産用に持ち帰った。

 
                   

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