初めてのバリ島は、たった1冊のガイドブックが頼りでした。
当時はバリ島のこともほとんど知らず
お決まりのスポットをなんとな~く周って終わり。
あれから4年のあいだに、本屋さんで「バリ島」と名が付く本を見つけては、買い求め
何回も何回も読み返し、次に行く機会をずっと待ち続けていました。
バリ島に関する本を読めば読むほど
この島独自の宗教、文化、芸術、音楽、舞踊があることを知り
その魅力にどんどん惹かれていく自分がいました。
早く現地に行って、生でその魅力を体験したい!!
思いは募る一方です。
2回目の渡航チャンスは2003年の冬でした。
日程が年末年始の為、かなりの競争率の中、航空券もなんとか取れ
9月頃から楽しみ待っていた矢先、バリ島に爆弾テロが起きました。
「最後の楽園」「神々の島」と呼ばれ
温厚で平和なイメージのバリ島でまさかのテロ。
テレビでは惨劇の映像が流れ、とても信じられませんでした。
今回は行くべきか、行かぬべきか悩んでいた頃
心当たりのない法律事務所からの通知が家に届きました。
テロの影響で、予約していた旅行会社が倒産したとのこと・・。
こうして、2回目のチャンスは強制的に消滅しました。