ウブドから車で3時間。
のどかな田園風景の広がる片田舎。
バリ島西部 ヌガラ サンカルアグン村。
この村には、僕たち家族の訪れを
ずっと待っていてくれた人たちがいる。
長期滞在中にホームステイをさせてもらい
たくさんの時間を共に過ごした、バリのバパ(父)とイブ(母)だ。
1つ屋根の下、同じ夜を明かし
イブの作ったゴハンを食べ、近くの川でバパとマンディ(水浴)をした。
突撃訪問した僕たち夫婦を、まるで家族のように迎え入れてくれた。
この村の心豊かな生活は、日本に居る今も
深く心に刻まれている。
初めて子供を連れて会いに行った。
夕方4時にウブドを発ち、その日のうちにまた戻ってくる強行日程。
日が沈みかけた頃、ようやくヌガラに到着した。
家から現れたバパとイブは、満面の笑みを浮かべて
真っ先にSOMAを抱え上げてくれた。
孫を連れて里帰りしたような、そんな再会だった。
イブの作ったゴハンを食べ、昔の話で盛り上がり
ティンクリックで遊んでいるうちに、あっという間に帰る時間になった。
近い将来の再会を約束し、笑ってお別れ。
きっとまた会える。