ちょうど1ヶ月間に及ぶアジアの旅が、無事終わった。
今は、再びバリの家から更新をしている。
旅の始めの頃は、インドやベトナム、カンボジアへも行ってみたいと話し合っていたが、バリ⇔シンガポールの往復チケットを、1ヶ月オープンで購入していた為、時間切れとなってしまった。
やはり個人旅行は、飛行機や鉄道、バスなどの手配、宿の手配など、全て自分で行う為、予定通りには全く進まない。
特に飛行機は、希望の日に空席が無ければ、次のフライトまで延ばさねばならず、現地で足止めを食らうことも何度かあった。
又、宿は全て現地に着いてから自分の足で探し、何件か回って部屋をチェックしたり、値段を交渉したりしてから決める為、手間がかかった。
それでも、シンガポールに入国してから、マレーシアへバスで陸路越境。
その後鉄道で、途中ペナン島に寄り道して、タイに入国。
そこから飛行機でネパールを往復して、又タイに戻り、シンガポール経由でバリに戻ってきた。
1ヶ月という期間は、長く聞こえるかもしれないが、かなりの駆け足状態で、あっという間に過ぎ去ってしまった。
今回初めて、このように長期間、数カ国を駆け足で巡る旅をして感じたのは、結局は
「あぁ、その国なら行った事あるよー。」と言える事以外、何も残らないという事だ。
確かに、ガイドブックに載っている名所を訪れ、素晴らしい光景に感動したりとか
拙い英語ながらも、航空券や宿の手配が、自力で出来るようになったりとか
しつこい客引きにも動じず、平気で無視して歩ける度胸がついたりとか
内戦真っ只中、決して日本では考えられない身の危険を感じたりとか
そういう経験は得られるものの、決して、観光の域を越えはしないのである。
やはり、1つの国に1週間ぐらい滞在しただけでは
友達の紹介で付き合い始めた恋人に、1週間でふられちゃったようなもので
その中身は、何も見えてこないのではないかと思う。
現地に知り合いを作り、その国の言葉を片言でも覚え、一緒に会話をしたり
行動を共にして、初めてその国の中身が、徐々に見えてくるのだと思う。
バリで生活を始めて1ヶ月、バリ人の知り合いも徐々に増え、言葉も少しずつ覚え
一緒にドライブしたり、村のお祭りに参加したりしながら、観光とはちょっと違ってきたかなあと感じてきたところで、今回の一時中断をしてしまった。
当初の目的だった、長期ビザ(ソシアルビザ)も取得した事だし
これからは腰を据えて、バリ島及びインドネシアの事を、もっと学んでいきたいと思う。
まずは、既に忘れかけてるインドネシア語の復習から始めるかなぁ・・(^^ゞ