竹のガムラン「ティンクリック」
今では、日本で公演も行なっているこの楽器に
初めて触れたのは、2度目のバリ島旅行の時だった。
ウブドのメインストリートにある楽器屋さん。
竹や鉄から出来た、大小様々な楽器が置いてある中で
音が心地良くて気に入っていた「ティンクリック」を選び
1時間のレッスンを受けさせてもらった。
今思えば、何てことは無い基本の1フレーズではあるが
あの時は、先生の手の動きを必死に目で追いかけながら
夢中になって鍵盤を叩いていた。
それから半年後…。
ティンクリックを本格的に勉強するために再びバリヘ渡った。
当初は、教えてもらう先生すら決まっていなかったが
すぐに「ニョマン先生」という、良き師匠にも出会え
たくさんの曲をマスターすることが出来た。
毎日、宿のテラスで練習をしている時間は、とっても充実していた。
そして、帰国後に公演を始める。
ティンクリックの魅力、バリの魅力を伝えるために。
忙しない日々の生活に、ついつい流されてしまいがちだが
この活動は、これからも続けていきたい。