劇場鑑賞：『仁寺洞（インサドン）スキャンダル～神の手を持つ男～』（2010.06.26）

『仁寺洞（インサドン）スキャンダル～神の手を持つ男～』
（인사동 스캔들）
（2009.04.30韓国公開、2010.06.26日本公開）

日本公式サイト

仁寺洞（インサドン）　スキャンダル～神の手を持つ男～ - goo 映画
innolife・映画紹介

**** あらすじ ****
仁寺洞（インサドン）の骨董街を牛耳るギャラリーのオーナー ペ・テジンは、
朝鮮王朝期を代表する水墨画家・安堅の幻の名画「碧眼図」を手に入れる。
修復に成功すれば時価数千億にもなるというこの水墨画の発見は、
韓国内のみならず、世界的な注目を集める。
この国家的な規模となる修復プロジェクトのために雇われたのが、
神の手を持つと呼ばれながらも、
ある事件により表舞台から消え去っていた天才修復士 イ・ガンジュン。
プロジェクトはイ・ガンジュンの登場により、更なる注目を浴びていく。
しかし、その裏では、様ざまな人物による思惑が蠢いていた……。
**************

韓国の古美術界を舞台に、練られた伏線が用意され、
アクションサスペンスとしては、けっこう楽しめるかな。

主演のキム・レウォンは、軽々と演じているのがピッタリでGOOD！
天才修復士の肩書を持ちながら、いとも簡単に、
大きな悪事をやり遂げていくのが爽快。
 

でも、実は、少々映画に入り込めず、ウトウトしちゃったんですよね…。


日本公開を祝して、レウォン君ファンであり、ブログ仲間のナポリさんが、
素敵なお花を用意してくれました。


キム・レウォンは、着実で安定していて、作品に染まれる俳優という印象があります。
ドラマでは、何本も主演作がありますね。
映画では、『マイ・リトルブライド』と『アメノナカノ青空』を見ましたが、
私は、ドラマよりも映画の中の彼の方が好きです。

**** 『マイ・リトルブライド(어린신부：幼い新婦)』（2004） ****
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**** 『アメノナカノ青空（・・・ing)』(2003) ****
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今回の映画でも、レウォン君が軽々と演じているのが、ほんと良かった。
「ルパンⅢ世」みたいなの。

それぞれのエピソードも、スリリングで面白いんです。
でも、なんだか単調だったのかなぁ。
眠くなっちゃったんですよね・・・・。

日本の黒幕という役どころで白竜が出てくるんです。
白竜はビョンホンssi作品にもよく登場しますが、
セリフが、棒読みじゃありませんか？
聞き取れなくて、日本人としては違和感があって、がっくりきちゃうんですよ。
韓国映画ですから、韓国人が見るならそれでいいってことでしょうが、
きちんと演出してほしいなぁ、と思います。

画商ペ・テジンを、オム・ジョンファが悪女スタイルで演じていましたが、
それも、とても漫画チックに感じました。
彼女が悪女になっている裏の部分が感じられず、単調で。


犯罪映画なら、パク・シニャンが主演した『ビッグ・スウィンドル！』のほうが、
人間の裏面まで見ることができて、面白かったです。

『インサドン…』は２００９年製作ですから、
面白い脚本に、お金をかけて製作されていて、俳優陣もすごく健闘していて、
見ごたえはあるんですけどね～。
スクリーンにも映えるから、ぜひ、劇場で見た方がいいと思います。

面白かっただけに、
欲張りな私としては、もっと面白くなったんじゃないかなと、少々残念な作品です。


**** 『ビッグ・スウィンドル！(原題：犯罪の再構成)』（2004年） ****
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