斧(おの)で薪を作る
適当な長さに切った材木や細い丸太を
斧(おの)で割り、薪を作りました。
以前は 木がスパーン!と真っ二つになるようなイメージで木を割ろうとしてました。
それ・・・簡単そうに思うでしょ!?
よっぽど力があれば別なんですが、、、そんなに簡単ではないんです。
やった事ある人はわかると思いますが
木の「芯」の部分・・・・その状態にもよりますが、ものすごく硬いものがあります。
そこに斧が当たった時、斧がほとんど入らず、跳ね返り、ものすごく手がしびれます。
「いや、力が足りないんだ!」と何度もやっていた時がありました。
おろかです。・・・いや、力の無駄です。
1本2本なら、何度も繰り返し、力の限界に挑戦するのもいいでしょう。
でも、大量にある木を薪にしなければいけない時
そんな事やってられません。
ではどうすればいいのか・・・・?
かっこつけずに、地道に端のほうから割ればいいんです。
木の目を見る・・というか、年輪に沿うような方向で割ればいいんです。
斧も、力任せに振り下ろすのではなく、
斧の重さで自然に「落とす」感じで、たいがい割れます。
理にかなった事をすれば、すんなり事が進みます。
そんな事を、何度も薪割りに挑戦して、理解しました。
前回の 「 燃やす 」 と今回の 「 割る 」 の話しをもう一度まとめてみます。
どちらも、「こんなの簡単だよ」 と思ってやりはじめ
なんとはなくてできても、やっているうちに
「本来の目的に向かっていないんじゃないか?」
という事に気が付きました。
「燃やす」事はできても 「焼却」できてない。
「割る」事はできても 「薪」をつくれてない。
「燃やす」とか「割る」とかは、「遊び」でできる事。
「焼却」とか「薪を作る」というのは「作業」であり、
「これだけの量をいつまでに」という、「数量や時間」と関わってきます。
「ていねいな暮し」という場合の「暮し」とは、
趣味や遊びの部分もあるけれど、「家事」の事をいいます。
いつまでたってもご飯ができなければ家族から文句言われます。
いつまでも洗っていて干さなければ、洗濯物は乾きません。
「焼却」や「薪を作る」作業と同じですよね。
「家事」って、どれも単純な作業で、ずっと繰り返します。
その単純で繰り返しの作業の中で、
いかに手際よく (=時間短く)
いかにうまく (=きれいに,おいしく,たくさん・・・)
が求められます。
『ていねいな暮し』 というのは、
何か「家事」をしていて うまくいかない時に
「どうしてだろう?」・・・と 【疑問を持ち】
「どうしたらいいだろう?」・・・と 【工夫し】
それを 【続ける】 事
だと思います。
『ていねいな暮し』 = 【疑問】x【工夫】x【行動】
昔ながらの暮し方をする事ではありません。
見たり、聞いたりして 「知ってるつもり」 「できるつもり」 にならず
試してみる・・・ まず やってみる 事です。
人がうまくいく事も、自分にはちょっと違うかもしれません。
「自分なり」のやりかたを見つける事
それが、『ていねいな暮し』の本質 かも。
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そして、「家事」というのは、ひとつで完結するものはなく
何かしら他の作業と関係があります。
たとえば、料理をすれば
「洗う」事、「かたづける」事までつながります。
複数の作業の組み合わせに対して
「疑問」x「工夫」x「行動」 をするというのは、
かなりすごい事です!
できる事を工夫しうまくできるやりかたを自分で気づくと
楽しくなってきます。
作業としても楽(らく)になります。
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ひとそれぞれ、得意不得意あります。
無理する事はなく、機械に任せてしまうのもありです。
また、、
「嫌」と思う理由を考えてみると、何か解決策が生れるかも・・・?
(おわり)
【ていねいな暮しとは】(前):【燃やす】と【焼却】の違いを知る
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