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【リノベーション】設計で考えた事(1) 玄関

【玄関と階段 : 工事後】

 

i : y o (イヨ) の写真を使い、設計で考えた事を書いていきます。

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築10年木造住宅リノベーション i : y o (イヨ)

30代(当時)共働き家族の家

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最初は、玄関と階段部分。

上の写真は、工事後です。

工事前は・・・・・ ↓

玄関は奥行80cmほどの狭い玄関です。

下駄箱含めた巾は160cm、、、有効なのは1m20cmほど。

普通によくあるような『狭い玄関』です。

この家の場合、玄関からすぐに階段が始まります。

 

写真の、まん中にある背の低い壁がありますが、

これは階段材を留めるのに 普通、作られるものです。

その壁が玄関に向かって、玄関と階段の境の位置に作られています。

狭い玄関ですから、じゃまですよね。しかも、その壁がある事で

玄関の狭さが『より強調』されるような気がします。

 

設計の時には、まずその壁を無くす事を考えました。

 

一般的な階段は、工場でカットして現場で組み立てます。

階段を固定するために、階段のまわりに壁が必要なので、

上のような じゃまでも「壁」 ができてしまいます。

「手摺になっていいだろう」という事で、中途半端な高さに壁になっているんです。

 

それって、「そうゆうものだ」 と一般的にみんなが思っています。

一般的な 不動産屋も設計屋も大工も・・・ 。

 

でも、狭い玄関でそれをやると、

圧迫感があるし、玄関から廊下に上れる部分を狭くしてるし

いい事なんてありません。

 

だから壁はいらない。

 

この家の場合には壁は無くしましたが、階段自体も作り変えました。

 

下から3段は、

可能な限り上りやすく、広く感じるように、

現場で大工さんに作ってもらうように考えました。

意識としては、階段というより『床』です。

 

階段の1段目は、沓をはく時に腰掛けるのに

ちょうどいいんです。

 

玄関に入った時に広がりを感じられるし

椅子がわりになるし、『いい階段』になったと思います。

 

正面から見ると、もっとわかりやすいかもしれません。

 

文と写真だけでなく、平面図を見ながらなら、もっと理解しやすいと思います。

 

この i : y o (イヨ) の工事前と工事後の平面図をお渡ししています。

何が問題で、どんな事を変えたのか、という解説も書きこんでありますので

そちらと合わせてこのブログを見ていただけると、よりわかりやすいと思います。

下記より i : y o 平面図 をお受け取りください。

 ↓ ↓ ↓ ↓

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 i : y o 平面図 プレゼント

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(つづく)


 

【リノベーション】設計で考えた事(1) 玄関

【リノベーション】設計で考えた事(2) 脱衣場の戸

【リノベーション】設計で考えた事(3) リビングダイニング

【リノベーション】設計で考えた事(4) 西向き・薄暗い部屋(前)

【リノベーション】設計で考えた事(5) 西向き・薄暗い部屋(後)

【リノベーション】設計で考えた事(6) キッチン収納 他 

 


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