ガラス作家の 辻 和美 さんという人がいます。
ある雑誌に 辻さん が書いていた記事に目が止まりました。
辻さんは、ガラスのリサイクルをしていて、それをまた作品にしています。
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そのリサイクルとガラスについて、こんなふうに書かれていました。
”
リサイクルを声高にうたうのはやめよう。
そのモノ自体の美しさに人が惹かれ、再び、傍らに置いてもらえるモノに生れ変わらせる事が大切なのだ。
リサイクルかどうかは、モノにとってもは実はどうでもいい事。
そう思い、そして、その美しいモノを見たくて、性懲りも無く再び作るのです。
(『住む。』No.49 より引用)
”
これを読んで、自分の仕事にあてはめて
「あ~そうだよね~」 と思ったのです。
リノベーション・・ とか リフォーム・・ とか言ってますが
家にとっては そんな言葉、どうでもいいんです。
(私も、、言葉はどっちでもいいんですが・・)
その家に住む人が、暮している中で
使い勝手の悪さとか、、、
ちょっとしたストレスや不快感が、、、
毎日毎日積み重なってだんだんと膨らんで
条件反射的に 「嫌だな」 という感情を家に持つようになると
住む人の精神的にも身体的にも、良くない事になり、
良くない感情に満ちた家は、ますます悪くなります。
そんなの、人にも家にも不幸です。
家をリノベーションするというのは、
家という場を修正することで
住む人の心や感情を回復してもらうこと
ではないかと思います。
家は、住む人が元気で楽しく暮らしてくれる事が 一番うれしいのです。
そのために、、家は変われます。
家が変わる事で、住む人も変われます。
リノベーションの設計とは、
人と家との関係をよりよくする事
と思っています。
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辻さんの書いたものとは偶然出会い、その言葉に惹かれます。
以前にも、ブログで記事を書きました。
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写真は、部屋にあるガラス瓶を写したものです。
ガラスを通した光が好きです。
なんという事もない、こんなガラス瓶も好きです。
シンプルな暮しは人生をより豊にしてくれると思います。
シンプルな考え方、シンプルな暮し方と家づくりについて書いています。
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志田茂建築設計事務所
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