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【リノベーション】解けない間取りはない_2023

このスケッチは、あるお宅のリフォームの計画の中で作ったものです。

リビングの一画に平面的に凹んだ部分があり、そこをうまく使いたい!というところからスタートしました。この他にもいろいろ変更になったのですが、最終的には、こういうものを作るのではなくて、床に杉板を張る工事だけになりました。

それはそれで喜ばれているので、リフォームとしては成功しました。

ですが・・せっかく作った絵ですから日の目を見ないのもかわいそうなので(笑)、掲載します。

 

本題です。

 

解けない間取りはない!

 

これ、ずいぶん前に言い放った!笑 のですが、いつの事だったか忘れました。

リノベーション・・・特に木造の戸建てで大規模なリフォームのご依頼が多いのです。

木造なので、きちんと構造補強をしてあげれば、大規模に間取りを変える事は可能です。

 


■大規模に間取りを変えた事例

⇒ sato*sato 2

 

■工事内容

・新規浴室等

・キッチンを1階から2階へ

・階段位置を変更

・サッシを全て取り変え(古いサッシで気密性無し)

・構造補強(築50年)

・断熱補強(そもそも無断熱の家)

etc


 

当然、やればやるだけ工事費が高くなります。

何をやるか?どこまでやるか?幾らお金を掛けるか?・・を施主のお考えをよく聞きながら進めなければいけません。

 

しかし

そもそも、お住まいの家が(購入しようとする家が)、どういうふうに変わるのか?

これはなかなか想像がつかないものです。

木造の場合には、見えているのは壁で「それが壊れるの?」「壊れたらどうなる?」なんてイメージできないですよね。

逆に、「この壁壊せば大きな部屋になって自由に間取りができるんじゃないか?」と思えるとしても、そう簡単にはいかないんです。なにしろ「柱」が壁の中にはあるから。

補強して柱を取ることができればいいけれど、それをあちこちやると工事費が上ります。

なので、できるだけ残していく方向でまず考えます。

図面を作ると、家の中は柱だらけ。その中でご希望のイメージをどのように実現するのか?それはもうパズルです。複雑な。

でも・・

考えているとなんとかなるものです。

ただし!最初にご希望するものは「方向性」であり「こんな暮らし方がしたい」というヒントであり、プラン(間取り)を考えられたとしても、そのままは実現しません

ご提案するプランを「楽しむ」という気持ちを持って欲しいです。

 

ゼロから作る新築とは違い、「既存」という制約がある中での家づくりです。

リノベーションでは その「既存を受け入れる」 「既存を認めてあげる」 という気持ちが大切です。

「こんなところに柱が・・」と邪魔ものにするのではなく、面白がる という向き合い方が必要です。

実際、その柱があっても問題ないプランを考えますので。

本当は、何十年も頑張って家を支えてきた柱ですから、ねぎらってあげて欲しいのです。

そんなふうに柱一本に気持ちを向けられると、その家に暮らす事がとても豊かになっていきます。

 

そんなリノベーションを、やってみませんか!

 

■参考

 カテゴリー 【 リノベーションについて 】

 カテゴリー 【 図解リノベーション 】

 

■これまでのリノベーションの事例

 RENOVATION リノベーション

 

■リノベーションのご相談

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