マゾヒズムに花札を!

Female Domination & BDSM …とは殆ど関係ない花札に関する四方山話です。

霜置きまよふ

2006年11月17日 19時09分55秒 | 柳 - 11月
アニメ雨11月の異称は霜月、今日の話題はこれです。
予め手品師が手品のネタをばらすような真似をするなら。
霜と柳の別名である雨を書こうとしたのですが、どうもうまくない。
やっぱ、花札11月は季節感のない月ということで、札からは離れます。

さてさて、霜月の語源はと言えば、朔に書いたように「霜降り月・霜降月(しもふりつき)」とストレートに読む説が有力ですが、少数説も無きにしも非ずのようです。
十は満ちた数で一区切りなので上月になり、それに対して下月で「霜月」になったとする説や、「神無月」を「上な月」と考えて「下な月」で「霜月」になったとする説など、上下の「下」とみる説。
「食物月(をしものつき)」の略とする説や、「摺籾月(すりもみづき)」の意味等々。

いや、僕は「下」の方を支持したいですね。
というのは、元々が旧暦であるということです。
霜が降るということが、ものめずらしい月でもないでしょう?
それならば、バックにある花は菊あたり、花札でいえば2タ月も前です。

  心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花

該当月に書きました。
そして、明治の正岡子規がボロクソに評していることと、その子規に反発評を感じていることも。

あれだけ露骨に名指し辛評しときながら、子規は手本を併記してません。
それとは対照的なのが、定家です。

小倉山百人一首3、人麻呂の歌、


  あし曳の 山どりの尾の しだりをの ながながし夜を 独りかもねむ

の序はまわりっくどいとし、この歌を本歌取りして


  独りぬる 山鳥の尾の しだり尾に 霜置きまよふ 床の月影

と模範歌に創り代えてます。

反対するなら代案用意しろ、批判するなら手本を示せ、ってね、

と、この言い回し、



私が「歌よみに与ふる書」に反感を覚えるもうひとつの理由  

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!