![墨絵](http://image.blog.livedoor.jp/femdom5/imgs/f/4/f4ceaf81-s.jpg)
花札は48枚中、水の光景はこの一枚のみ、前に話しました。
そして、もうひとつ。
地名が入っている札も、これ一枚だけですよ。
朔の話題にしたように、三河の八橋、現在の愛知県知立市あたりなんですけど、僕あたりは違った場所をイメージしますね。
どこかといえば、潮来・水郷地帯。
西条八十作詞のきれいなご当地ソングがあります。
娘十八口紅させど
わたしゃ淋しい船頭娘
つばめ来るのに 便りも無くて
見るはあやめのよう 花ばかり
鐘が鳴ります潮来の空に
月に墨絵の十二の橋を
漕いで戻れど 別れた人と
水の流れはよう 戻りゃせぬ
『娘船頭さん』でしたね。
古賀政男作曲・美空ひばり歌唱のこの歌、リズムだけはよく覚えていたのですが曲名が浮かばず、長いこと調べていて最近見つけたところです。
特にいいと思うのは、「つきにー すみえーの~ じゅーにぃ~のーはしーを~」
ここです。
2番の歌詞はあれですよねえ。
夕刻から段々段々暗くなり、やがては宵になり夜になって真っ暗になる。
それに伴って、極彩色だったあたり水郷アヤメの光景も色彩のトーンが落ちてゆき、月明かりに淡く照らし出された単色・墨絵調になっていく。
いいものです。日本独特の幽玄美を感じます。
是非とも皆さん、一度潮来へ…
とは僕は言いません。
観光地化されたところに行っても幻滅するのがオチですよ。
まあ確かに、女船頭さんの船で水郷めぐりはできますけどね。
到底『娘十八』とはいかない。元を10回くらい繰り返した後に『娘』の字ををつけたような船頭さんが大半でして、はい。
古賀メロディや他の創作作品で夢めぐらすほうが遥かに楽しい、断言します。
そうそう、とっておきの話。
ある夏のことです。
ご近所の方二軒から、休暇旅行に行ってまいりましたもので、と同じ日にお土産をいただいたことがありましたっけ。
富士山銘菓に尾瀬銘菓。菓子の大寄り。
早めにお召し上がりくださいとの注意書きがあったので、お茶を入れて両方あけてみると。
驚くではありませんか、まったく同じ洋生菓子!
げに恐ろしきは商魂なり、、、
と、この言い回し、
↓
何でも観光地化しちゃうのはねぇ
を丸写ししました。
………
………
わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!
いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!
(;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!