設計者である黒川紀章が亡くなる9か月前にオープンした国立新美術館。3次元局面で構成された建物の外観にスポットがあたりますが、よく見ると大きな曲面のうねりは建物の両端にむかうにつれ徐々に直線に遷移していく巧みな構成になっています。偉大な建築家の細部にわたるこだわりを感じる建物です。(SONY α7S Hologon16mm ISO-800)
巨大なコンクリートの駒のような逆さ円錐の天辺がカフェになっています。この日はほとんどお客さんがいませんでした。それにしてもこの国立新美術館は常設の展示品がないようなのですが、各フロアにはかなり沢山の人が行きかっています。美術品鑑賞というよりはこの独特の空間を楽しみに来ている感じなんでしょうね。(SONY α7S Hologon 16mm ISO-1000)
上りのエスカレーターに乗ると、なんとなくですが新しいステージに向かっている、という感覚がしますね。階段を自分の足で登るのとは明らかに異なる感覚です。階段を上るときは景色がステップ上に非連続に変わるのに対して、エレベーターは視界が連続的に変化するからかな、と思っています。(SONY α7S Hologon 16mm ISO-1600)
貝(コキーユ:フランス語)のように波打つガラスの壁を持つ、国立新美術館の1Fカフェにて。サンドイッチと珈琲でのんびりとランチです。21mの天井高を誇る広々とした空間でのんびりとくつろぐことが出来ました。(SONY α7S Hologon 16mm ISO-6400)
有刺鉄線で厳重にガードされている立ち入り禁止区域ですが、そんなことどこ吹く風で悠々と釣りを楽しむ人の姿が見えますね。他人が立ち入らない場所で釣りをすると、よく釣れるのでしょうかね?(Leica M3 Hologon 16mm Kodak Ektar 100)
鬱蒼とした参道には苔むした石積の壁が続き、その上には杉の大木がのしかかってきていました。まるで石の上から杉が生えた様にみえます。いずれにしても長い時の流れを感じざるをえません。(SONY α7S Hologon 16mm ISO-4000)