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月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

ホームレスと都会

2006-03-12 20:33:53 | 民俗・信仰・文化-時事・コミュニケイション-
 三月一日JR京都駅でその悲劇はおきました。
 JR職員が人が寝ているのを確認せずに、シャッターを下ろしてしまい、寝ていた樋口さんは圧死してしまったそうです。

 今、この事を書いていて少し不思議に思ったことがあります。
 シャッターの下りる速度は遅いので、被害者が「助けて」の叫び声をあげるひまもなかったのでしょうか?
 
 実は僕がこのような疑問を感じるのには、理由があります。
 JR大阪駅横の雑踏で、苦しそうに悶絶しているホームレスの男性を僕は見かけました。しかし、みんな知らん振り。あわてて救急車を呼んで、しばらくするとサイレンの音が響きました。でも最初に来たのは警察でした。呼んだ人はどこへやら。
 その後救急車で病院におくられた男性はその病院で息をひきとったそうです。
 人情の町・大阪は幻想なのかもしれないと疑うきっかけになった事件でした。

 今回の京都駅での圧死事件。被害者もさることながら加害者にとっても、悲しい事件でしょう。このような悲劇を防げたかもしれない第三者がいたかもしれません。そしてその第三者は、大阪の雑踏の人々のように素通りしたのかもしれません。
 都会ではお互いに干渉しないことが原則かもしれません。でも、倒れている人のために救急車を呼ぶことくらいはしていきたいものです。
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