叔母と１０年振りに再会。
せっかくだから、仙台駅周辺のホテルに１泊しようという事になった。
私もあちこち転勤で移動していたので、全然会っていなかった。
叔母は私が小さい頃から私を可愛がってくれ、社会人になってからも一緒に遊んでくれる
パワフル叔母（笑）
ホント、夜通し遊んでいた事もありますです。
叔母との話はつきなくて。
楽しい時間を過ごしたのでしたん。
翌日は親戚訪問の為のお土産買いで、駅ビルのエスパルへ。
ですからはい、この写真は私のお昼ご飯で（おい）
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親戚の兄たまに迎えに来てもらい、車で向っている中。
叔母が言った。
海沿いを自分の目で見たい
う・・・ 私はまだ見たくないな・・・ と言うか見られないよ。
だけど叔母は自分の生まれ育った町の事がずっと気になっていただろう。
海沿いの道を行く。
と言っても奥は立ち入り禁止。
車を停めて・・・ なんて事はしない。
後部座席で私はちらりと窓の外を見る。
ぽっかりと松林の間が抜けている。
反対側にはぽつりぽつりと家がある。
だけれども、真新しいと思えるその家々の１階がない。
柱だけだったり、大きく空洞になっていたり。
鉄骨がむき出しで、ぐしゃりとつぶれている。
どこかに置かれていた電車の車両が倒れたまま。
流されて来たのかな。
まだあちらこちらに車が見える。
被災地はどこを通っても胸が痛くなったけれど。
胸に突き上げてきて、泣きそうになった場所が２ケ所。
私には霊感はない。
だけどその２ケ所でたまらず、早く帰りたくなったのだった。
悲しみがこみ上げてきて、思わず親戚に言う。
ねえ、ここ。
沢山の方が亡くなったんじゃないの？
そこで緊急地震速報。
私の携帯のエリアメールも鳴る。
地震がくる
従兄弟が言う。
ここを通る時は、津波が来るものと思って行動する
そう、そうだよね。
そうなるよね。
私達は途中で道を曲がり、内陸の方の道路に向った。
