ほおずき
2007-08-11 | 短歌
ちひさな手ぎゅっと握った鬼灯の紅いぼんぼり夏の夜の夢
夏に見る夢の続きはほろ苦い忘れ去られた酸漿のオト
きみの肩越しに見つめる遠花火ほおずきの如朱く朽ちゆく
夏の闇はぐれぬやうに繋ぐ手のぽろり零したほおづきひとつ
♥残暑お見舞い申し上げます♥
ほたる