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ほたるノオト

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「五首選会」に参加します。

2009-12-07 | 題詠blog2009

 

題詠が終わり、気の抜けた自分に少しでも気合いを入れるつもりで今年も中村成志さん主催の『五首選会』に参加させていただきます。

 昨年、初めて参加させていただき、とても楽しかったので今年もお仲間に入れていただこうかと思いました。 

 みなさま、今年もよろしくお願いします。

 

自選五首「ソウシツカン」

 

 010:街
スパンコールが弾けたあとの歓楽街赤い鱗の散らばる舗道


 

030:牛 
牛乳に浸したままのビスケット罪悪感の連鎖は続く

 

038:→
路面には消えぬチョークの→とねじ曲げられた時間が残る

 

041:越
越えられぬかなしい夜に抱いている灰色猫の残した重さ

 

054:首
さみしさを埋めたくて巻く足首のアンクレットに撥ねる泥水

 

 

今年の100首はこちら

 

 

 


2009題詠100首百人一首

2009-12-05 | 題詠blog2009

 

 

 

今年の題詠も終わりました。


去年もそうでしたが、終わった後はしばらく放心状態です。


今年もゴールしたご褒美に一緒に参加されていた「西中眞二郎様の2009題詠100首・百人一首」に私の歌も加えていただきました。


昨年同様、期間中に西中様に選歌していただくことがどれほど励みになったでしょうか。

 

           007:ランチ 


      ランチよりディナーをしたい関係になれたら薄いタイツに変えて

 

載せていただくにはあまりにも・・・と思いましたが素直に喜んでいます。

 

 

今年も参加してよかったと思っています。

 

 

 

西中さまはじめ、歌を取り上げてくださった方々にお礼申し上げます。

 

 

どうもありがとうございました。

 

 

 

 


題詠2009  「ぬるい憂鬱」

2009-11-28 | 題詠blog2009



001:笑
ウソ泣きに困ったような顔をして口の端だけ歪めて笑う

002:一日
あと少し好きになるまで待っていて半日以上一日未満

003:助
そのあとに溺れてしまうはずだから助けてなんてくれなくていい

004:ひだまり
ひだまりのような瞳で微笑んで桜の蕾ひらいてゆく人

005:調
調律の可能なまでに音域を上げられてゆく、そう、その指で

006:水玉
カラフルな夢を見たいの水玉はマーブルチョコの色のパジャマで

007:ランチ
ランチよりディナーをしたい関係になれたら薄いタイツに変えて

008:飾 
お迎えの来ない夕暮れいつまでもシロツメクサで編む首飾り

009:ふわふわ
ふわふわの綿毛を飛ばすくちびるはほんの一瞬無防備になる

010:街
スパンコールが弾けたあとの歓楽街赤い鱗の散らばる舗道

011:嫉妬 
黒々と眉間にとどまるはずなのに嫉妬の文字がうまく書けない

012:達 
かみさまに配達されたやわらかくかけがえのない存在の意味

013:カタカナ
カタカナでまばたきもせず告げられる機械仕掛けのコトバのように

014:煮
煮くずした桃の味見は指でする舌先で掬うぬるい憂鬱

015:型
型落ちの液晶テレビが映し出す巻き戻せない過去の残像

016:Uターン
かなしみのベクトルゆるくUターンスイッチはまだ切らないでいて

017:解 
裏付けのないたくさんの約束は解(ほど)ける嘘がやさしく滲む

018:格差
公園で眠り続ける猫のうえ格差社会に軋むブランコ

019:ノート
結局は使われぬまま棄てられるノートに貼ったプリクラを剥ぐ

020:貧
蒼白く透き通る胸貧弱な少女のそれはリボンで隠す

021:くちばし
くちばしからこぼれておちるチョコボールふたりの部屋のスキマにはまる

022:職
現職のポストに右腕まわしつつ片方で探る不確かな未来

023:シャツ
負けそうな気分の朝は赤いシャツ スカート丈はギリのラインで

024:天ぷら
天ぷらの油のはねた手の甲の小さな痕を撫でられている

025:氷
氷嚢の水が囁く戯れ言に微熱を帯びたやわらかな頬

026:コンビニ
温度差を確かめたくて手をつなぐ夜更けのコンビニまでの直線

027:既
既製品にはなれなくてはみだした二個目のボタンは外されたまま

028:透明
透明な傘のクラゲが寄り添って孤独分け合うマルキュー前で

029:くしゃくしゃ
くしゃくしゃのタオルケットが離せずに待つことだけに慣らされていく

030:牛 
牛乳に浸したままのビスケット罪悪感の連鎖は続く

031:てっぺん
てっぺんにたどりつけない真夜に降る雪とアメイジング・グレイスと

032:世界
とまらない回転木馬に跨って世界平和を祈る雨の日

033:冠
飾り羽の抜けたクジャクの冠もアタシのティアラも指輪も曇る

034:序
デジタルな人たちはみなYes,No 順序立てて話すこともない

035:ロンドン 
ロンドンへ行く夢を見た翌朝はうさぎのカップに紅茶を淹れる

036:意図
どの意図に添えば正しく生きられる カクテル今朝も濡れながら咲く

037:藤
「厳密に言えば」だなんてその先はどうでもよくて藤蔓を編む

038:→
路面には消えぬチョークの→とねじ曲げられた時間が残る

039:広
許される範囲は広いほうがいい 赤い付箋は少なくていい

040:すみれ
すみれ色したしあわせとふしあわせ ひとさしゆびでかき混ぜている

041:越
越えられぬかなしい夜に抱いている灰色猫の残した重さ

042:クリック
クリックヲシテハイケナイ 本当はしらなくていいいくつかのこと

043:係
セロファンの赤を重ねていくように見えにくくしてしまう関係

044:わさび
おさかなをいただく前にする儀式いのりを込めて練る粉わさび

045:幕
暗幕をひいた教室セーラーのリボンが揺れて秘密めく夏

046:常識
常識の粘膜そっと剥がしては我慢できずに痛くなるまで

047:警
それはまるで夜中に羽化を見たようなとても静かな警告を聞く

048:逢
「逢いたい」と文字にしてみるそれだけで後ろめたさが募るたそがれ

049:ソムリエ
封印をされた秘密の銀紙をソムリエナイフで丁寧に剥ぐ

050:災
災いと認識していた錆色の過去が磨かれ真鍮になる

051:言い訳
もう二度とあやまらないで言い訳は右の耳に流し込まないで

052:縄
聞こえないふりをしたくて縄編みのニットキャップは耳まで覆う

053:妊娠
「妊娠」と書かれた箱が笹舟で運ばれている夢を見た朝

054:首
さみしさを埋めたくて巻く足首のアンクレットに撥ねる泥水

055:式
ねじ巻き式オルゴールが鳴り終わるまで静かな静かなくちづけをして

056:アドレス
ホルマリン液に浸け込むアドレスをいくつも永久保存している

057:縁
縁日の灯り途切れた暗がりでふたり秘密の共有をする

058:魔法
やわらかいオヤスミヒツジに誘(いざな)われ毎夜眠りの魔法にかかる

059:済
「済」スタンプ機能のついたコピー機に終わったことと諭されている

060:引退
引退をしていく人の背中には踊り疲れた天使がとまる

061:ピンク
画用紙に描いたキリンはピンク色 どんな願いもかなえてくれる

062:坂
坂道で落としたリンゴ 手を離す赤い風船 あるいはあなた

063:ゆらり
立ち位置がゆらり崩れてしまうからパズルは未完成のままでいい

064:宮
お宮参りのちいさな命に連鎖する乳白色の甘い追憶

065:選挙
「正」の字を黒板に書く新学期 学級委員選挙の密談

066:角
目を閉じるタイミングとか傾ける首の角度は教科書にない

067:フルート
「フルートにあたるひかりが眩しくて・・・」潤む瞳の言い訳にする

068:秋刀魚
日の暮れは茜の空とヒグラシと秋刀魚の焼けるにおいが合図

069:隅
トーストの隅までジャムを塗る朝は内輪話をいつまでも聞く

070:CD
順番に並ぶ記憶が切なくてアトランダムにCDを聴く

071:痩
痩せていく猫の背中の鍵盤をなぞれば生命(いのち)のか細さ響く

072:瀬戸
友達でいるかどうかの瀬戸際でピンクソーダのグロスが濡れる

073:マスク
ためらわず噛まずに言ってさよならはアイマスクつけたままで聞くから

074:肩
ノースリーブの肩から覗く刻印が同じカタチの共犯者だった

075:おまけ
Re:だけで続くメールに添えられたおまけのような絵文字が笑う

076:住
絵に描いた未来予想図塗りこめる住宅展示場に降る雨

077:屑
アスファルトに貼りつく花屑ももいろで踏まれても春、踏まれても春

078:アンコール
アンコールアワーで流すドラマより再生したい過去のいくつか

079:恥
恥ずかしい過去だけ舐める動物をペットショップで買い与えられ

080:午後
溶けきった氷で二層になっている午後のカルピス薄まる母性

081:早
早すぎる後悔抱え空っぽのペットボトルをいくつも潰す

082:源
泣き声の音源オフにできるのは頭を撫でる厚いテノヒラ

083:憂鬱
口紅の輪郭暈ける月曜の朝の鏡に潜む憂鬱

084:河
泥の河を裸足で渉る窮屈な靴はきちんと岸に揃えて

085:クリスマス
ポインセチアが赤すぎるせいクリスマスソングがうまく歌えないのは

086:符
感情をいくつも押し殺して送る感嘆符のない静かなメール

087:気分
青い鳥を手の中に飼うささやかな祈りのような気分の朝は

088:編
二枚目の扉が開く真夜中の編集画面にログインをして

089:テスト
心理テストで暴かれていく領域が深く静かに覚醒をして

090:長
留守録が回りはじめる拒まれた長い呼出し音の後には

091:冬
やわらかいアボカドに爪たてている冬至カボチャの身代わりとして

092:夕焼け
夕焼ける時間がズレていくほどに塗り替えられた真実と嘘

093:鼻
限界で溢れてしまう泣くことは鼻の奥だけなら許されて

094:彼方
彼方より空耳がしてスキップで渡る横断歩道の鍵盤

095:卓
教わったうちのひとつが左手のブラインドタッチで電卓を打つ

096:マイナス
甘やかすことのできないあなたへもチーム・マイナス6%

097:断
断片を正しい順序で埋めていくはり絵のすきまに流す罪悪

098:電気
電気仕掛けのスイッチを押す 始まりはインスタントな慰めでいい

099:戻
踏み出した背中のドアが閉じられて「戻る」ボタンを連打している

100:好
問われれば蕾のひらくようにして“好き”を咲かせてしまう、そのたび






完走報告(ほたる)

2009-11-25 | 題詠blog2009
締め切り間際でようやく完走いたしました。


中盤、とても苦しくてゴールは見えないくらいずっと先に思えましたがコメントをいただいたり、歌を取り上げていただいたり、

ここで観賞してくださる方の励ましでなんとかここまでたどり着きました。



こうして歌を詠む場所を提供してくださる五十嵐さまにも本当に感謝しております。


どうもありがとうございました。



来年もまた楽しみにしております。