一橋MBAブログ 「くにたち」な日々

HMBA有志による非公式リレーブログ

睡眠不足というリスク

2006-11-18 00:52:27 | 人事組織のハナシ(学級委員長)
「睡眠不足は企業リスクである」。ハーバードビジネスの最新号(12月号)の記事になります。別のブログで別の記事を取り上げたので、こちらでは睡眠不足気味の私に直接関連するこの話題を取り上げたいと思います。

「睡眠時間が平均4時間という日が4、5日間続くと、認知能力は24時間起き続けているのと同じくらい低くなります」「これは、酒に酔っていると法的に判断されるのと同じレベルになります」、だそうです。だから自分は日常でもテンション高いんですかね…。なんて感心している場合じゃない!。

私の場合、前職の時は平日の睡眠時間が3時間平均になることも結構ありました。電車で寝られても計4時間が精一杯だったので、これはある意味で酩酊状態で仕事をしていたことになります。眠気はあってもそんな自覚はないですから、危険ですね。さらに前々職では、深夜勤務を含む平均睡眠時間4時間の時期が2ヶ月以上続いた時期がありましたから、今思うと、こちらもかなり深刻な状態でしたね。ちなみに、MBAでも1週間平均1時間半睡眠の時期もありましたから、結局ずーっとこんな状態が続いているとも言えます。さすがに最近は良く寝るようにしていますが、早死にしないようにだけはしたいと思います。

で、そんな冗談が冗談ではないというのが今回の記事です。猛烈社員が評価される傾向にある今日の成果主義の下では、多くの人が睡眠不足であろうことは想像に難くありません。そうでなくても人員削減の影響で山のような仕事を抱えていたりするわけですから…。でも、この研究によると、こうした無理の積み重ねによる生産性の低下はかなり重大な状況になっていると思われます。そして、睡眠不足や過労が原因で事故や事件が起これば、それは個人の問題に留まらず、企業にとっても大きなリスクだというわけです。

でも、そんなことを真剣に心配している企業なんてほとんど無いのも現実でして…。睡眠不足の測定器とか開発されませんかね。それで測定して8時間寝ていないとボーナス減るとか…。でも、そういうことになると測定器を誤魔化すための薬が開発されたりして、結局悪循環になり…。

こんな記事書いている暇があったら寝た方が良さそうですね。