何らかのビジネスをする以上、他社との競争が待ち受けます。トヨタ・ホンダ・日産・他の自動車メーカー、セブンイレブン・ファミマ・ローソン・他のコンビニ、ドコモ・au・その他、少し古い構図では松下vsソニー、などなど。
そのような場合、勝利をもたらす基本はもちろん、他社よりも優れた製品やサービスを提供する能力を競うことです。僕の頭の中のイメージでは、トヨタは安心感があるが、ホンダの車は格好よく、ソニーはデザインがいいが、松下の方が使いやすい。セブンイレブンはおでんが魅力的だが、意味もなく雰囲気はなぜかファミリーマートが好き、という区別が頭の中にできています。
ですので、どのような魅力を提供するために自社のどんな能力を高め、他社との違いを打ち出していくのか、その活動を通じてお客さんに自社に好ましいイメージを持ってもらうか、これが問題です。製品の違いを鮮明にするのか、価格の魅力を出すのか。またネットバンキングで僕も時々お世話になりますが、困ったときの電話サービスを重視するのか、ソニーのように必死でブランドイメージを守るのか、競争の武器の作り方もいろいろです。
しかし、このような、いわばマジメな「ガチンコ勝負」ではない、多少、裏をかいたようなやり方も考えられます。たとえばニッチ市場を狙う、そもそも敵を味方につけてしまう、というような方法です。
たとえば、小林製薬って、面白い商品を出しますよね。熱さまシート、糸ようじ、そんなに大きな需要があるとは思えないものの、確かに使える商品です。そのネーミングも面白いので、商品が当たるとその商品名がその分野の代名詞になります。また市場自体もあまり大きくないので、先手で浸透した商品が市場を抑えることができます。
また、PLAYSTATIONと任天堂、って敵なのか味方なのか、どちらでしょうか。双方が新製品発表会を開き、競うことでマスコミに取り上げられ、それが結構宣伝になっていて、結局はゲーム市場全体が活性化し大きくなっていきます。
最近本屋に行くと「起業」の本が目に付きますが、これらのどのようなポイントを狙うのかが重要のように思います。いい商品やサービスを提供しようという王道を行くのか、エッと思わせるニッチを狙うのか、ニッチで起業した後に競争業者が出てきたとしてもそれに怯えるのではなく、それを活かせないか、くらいのしたたかなプランを立てておくとか。
そしてもう少し視野を広げると、さらにややこしい問題も出てきます。自動車メーカーの敵は、自動車メーカーだけなのでしょうか。東京-大阪を結ぶ航空路線が新幹線のライバルとなり始めているように、意外な敵が出現してくることもあります。デパートは初期のコンビニを、扱う商品やブランド力の違いから、おそらく脅威だとは全く思わなかったでしょうが、今日では逆にやりこめられているように見えます。いろいろな競争プランを考え、思いもかけない敵の出現を予測しなければならない。大変です。あたまが混乱してきたので、今日はこの辺で失礼します。(P&N)
そのような場合、勝利をもたらす基本はもちろん、他社よりも優れた製品やサービスを提供する能力を競うことです。僕の頭の中のイメージでは、トヨタは安心感があるが、ホンダの車は格好よく、ソニーはデザインがいいが、松下の方が使いやすい。セブンイレブンはおでんが魅力的だが、意味もなく雰囲気はなぜかファミリーマートが好き、という区別が頭の中にできています。
ですので、どのような魅力を提供するために自社のどんな能力を高め、他社との違いを打ち出していくのか、その活動を通じてお客さんに自社に好ましいイメージを持ってもらうか、これが問題です。製品の違いを鮮明にするのか、価格の魅力を出すのか。またネットバンキングで僕も時々お世話になりますが、困ったときの電話サービスを重視するのか、ソニーのように必死でブランドイメージを守るのか、競争の武器の作り方もいろいろです。
しかし、このような、いわばマジメな「ガチンコ勝負」ではない、多少、裏をかいたようなやり方も考えられます。たとえばニッチ市場を狙う、そもそも敵を味方につけてしまう、というような方法です。
たとえば、小林製薬って、面白い商品を出しますよね。熱さまシート、糸ようじ、そんなに大きな需要があるとは思えないものの、確かに使える商品です。そのネーミングも面白いので、商品が当たるとその商品名がその分野の代名詞になります。また市場自体もあまり大きくないので、先手で浸透した商品が市場を抑えることができます。
また、PLAYSTATIONと任天堂、って敵なのか味方なのか、どちらでしょうか。双方が新製品発表会を開き、競うことでマスコミに取り上げられ、それが結構宣伝になっていて、結局はゲーム市場全体が活性化し大きくなっていきます。
最近本屋に行くと「起業」の本が目に付きますが、これらのどのようなポイントを狙うのかが重要のように思います。いい商品やサービスを提供しようという王道を行くのか、エッと思わせるニッチを狙うのか、ニッチで起業した後に競争業者が出てきたとしてもそれに怯えるのではなく、それを活かせないか、くらいのしたたかなプランを立てておくとか。
そしてもう少し視野を広げると、さらにややこしい問題も出てきます。自動車メーカーの敵は、自動車メーカーだけなのでしょうか。東京-大阪を結ぶ航空路線が新幹線のライバルとなり始めているように、意外な敵が出現してくることもあります。デパートは初期のコンビニを、扱う商品やブランド力の違いから、おそらく脅威だとは全く思わなかったでしょうが、今日では逆にやりこめられているように見えます。いろいろな競争プランを考え、思いもかけない敵の出現を予測しなければならない。大変です。あたまが混乱してきたので、今日はこの辺で失礼します。(P&N)