脳腫瘍に負けない!!闇を抜けて君に幸あれ 

48歳で脳腫瘍を発病したパパを応援する妻、ちぇぶの日記です。

思わぬところに答えが!

2006-10-30 23:26:28 | 私と子供たち
昨日と今日Qooの中学校の芸術祭でした。
昨日はクラスごとの劇の発表、
今日はクラスの枠を外した有志のグループで
バンドやダンスの自由な発表でした。
Qooはクラスの劇では主役をもらい、
今日の自由発表ではHipHopダンスとソーラン節を踊りました。

Qooのクラスの劇は飛び降り自殺した優等生の男の子と
それをとめようとして巻き込まれてしまった不良の女の子(これがQooの役)が天国へ行くか地獄へ行くか閻魔様に決められるまでのお話でした。

巻き込んでしまってゴメンと謝る男の子に
不良の女の子は言いました。
「あやまんなよ!なんでそうやって過去の事ばかり振り返るんだよ。
 これが運命だって割り切れないのかよ。過去を振り返って悩むより
 今を変えて、未来を変えるほうが10倍お得だっつーの!」
っていうのがありました。
他にも、お母さんにしてもらうばかりで何も返していなかったと後悔する
男の子に、
「お前17年生きたんだろ!成長したんだろ!
親は子供が成長する事が嬉しいんだよ。
見返りを求める親なんていないんだよ。」
っていうのもありました。

結局悪魔と意気投合した女の子が閻魔様の裁判で男の子の自殺の罪を引き受けて、
男の子が天国に行けるようにしてあげる。
天国に行って天使にいろいろ注意されるよりも、地獄に行って悪魔とヨロシクやるほうが自分にとっては幸せだ。
天国=幸せ、地獄=不幸ではないだろう。というお話でした。

我が娘の演じる劇を見て思わず涙が出そうでした。
楽しい事=幸せ、辛い事=不幸 ではないよ。と教えてもらったようでした。
わかりにくかったらごめんなさい。
でも最近の私のネガティブ思考に神様がくれたメッセージのようでした。

劇中の台詞やテーマもですが、
Qooはこの劇で芸術祭大賞と優秀演技賞をいただき
有志で参加したダンスやソーラン節でもキラキラ輝いていました。

青春真っただ中ではじける笑顔の我が子を見て
辛い事も苦しい事も何のために生きているんだろうと悩んだ事も
全部吹っ飛びました。
私が動けないでいる間になんと大きく成長したのでしょう。
この笑顔こそが宝物、この笑顔のを見るためなら何だってできる
そう思いました。
夜帰宅したパパにビデオを見せました。
パパも
「すごいなぁ。泣けちゃうよ~」と言っていました。

パパは家族を守るために一生懸命働いて、
ママはそんなパパを守るために一生懸命働いて、
子供たちは自分のやりたいこと、やるべきことを一生懸命やってしっかり生きている。
こんな幸せな事はありません。
私たち家族は病気と闘っているけれど決して不幸なんかじゃない
とても幸せなんだということをあらためて思い知りました。
なんか元気出てきちゃった~~