脳腫瘍に負けない!!闇を抜けて君に幸あれ 

48歳で脳腫瘍を発病したパパを応援する妻、ちぇぶの日記です。

このごろ考えている事

2006-10-29 02:05:27 | 思うこと
最近なんだかネガティブな私です。
パパの調子もよくテモダールもようやく認可され、やっと落ち着いた生活ができるようになったところで・・・
どうしても思ってしまうんです。
「生きてるってどういうことだろう」って
「なんか遊園地の観覧車みたいだなぁ」って
どんなに嬉いことがあっても、どんなに辛い事があっても、
人の運命が死に向かっているのは一緒じゃんって思ってしまうんです。
友達や子供たちと遊びに行っても、大好きなお菓子作りをしても、
『楽しいのはそのときだけで、結局いつか私も苦しんで死んじゃうんだなぁ』
なんて思っちゃうんです。
おかしいですよね。

私ちょっと気が抜けちゃったみたいです。
今までパパの症状を気にして、お金の事を考えて
先のことなんか考えられない、今日を生きるのが精一杯
っていう状況がずっと続いていたから。
パパが毎日見張らなくても大丈夫なくらい元気になり
薬も病院で処方してもらえるようになり、
未来の事を考える余裕が生まれちゃったのかな。
すごく変ですよね。
前に上野創さん(朝日新聞の記者さんで癌を克服して元気に仕事をしてる人です。著書「癌と向き合って」は読むと勇気が出ます。)
の本を読んだとき、病気が良くなっていくときに鬱になったということが書かれていました。
そんなもんなのかもしれません。

ものすごく苦しいときは過ぎたのに、今は余裕さえあるのにねぇ
こんな事言ってちゃダメですね。
人生ってなんだろうなんて哲学しちゃってる今の私は
去年の私より確実に幸せです。
幸せで余裕があると人間ってよけいな事考えちゃうんですね。

感謝の気持ち忘れないようにしなくっちゃ
何事もなく普通に過ぎていく今の毎日が
本当はとてもとても幸せなんです。
幸せすぎてちょっとおかしくなってるんだね、きっと。