自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、安倍派(清和政策研究会)では議員側が集めた販売ノルマ超
過分のパーティー収入を三つのパターンで還流させ、裏金にしていたことが22日、関係者への取材で分かった。
どのパターンの還流にするのか、派閥の事務方と議員側が調整していたとみられる。東京地検特捜部は、松野博
一前官房長官ら派内の実務を取り仕切る歴代事務総長らを任意聴取し、事務方からの報告内容を確認する。
特捜部は政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで安倍派を捜査。所属99人の大半が還流を受けていたとさ
れ、特捜部はそれぞれのパターンを調べ、不記載の総額を精査するもようだ。
関係者によると(1)議員側の口座に振り込まれたパーティー券代のうち、ノルマ分だけを派閥に納め、残った
分は手元にプールし事実上の還流とする(2)議員側に支払われた代金の全額を派閥に納めた上で、ノルマ超過分
を還流させる(3)派閥の口座に直接代金が振り込まれ、ノルマ超過分を還流させる―との手法があったとされる。
(共同通信 12/22 金)
完全に常態化していたことが伺える。彼らは全く罪の意識なしに税金をポケットマネー化し、私的な飲食にまで使
っていたのだ。何しろ領収書が要らないのだ、発覚しにくいのは当然。国会議員のこの意識が国家予算の膨大な無
駄使いを生む、大ぶろしきを広げた政策が何故効果的でないのか、あらゆるところに流出し最終的に国会議員の懐
に入るので、まず自分たちに都合のいい政策を立案し、自らが潤うことが最優先だからだ。
選挙がしばらくない事が本当に残念だ。日本人は冷めやすい、今の報道も減り、検察はある程度で矛を収めるだろ
う。しかし、このまま変化がなければ国民は浮かばれない、一所懸命に働くことが馬鹿馬鹿しいと思い、手っ取り
早く金に生ることだけを考えるようになってしまう。自民党の議員が局単位減れば、政治は変わる、野党がだらし
ないとは思うが、少しでもマシな議員を選び続けるだけだ。