昨日10月11日午後5時35分頃、米軍の大型輸送ヘリCH53Eが高江に墜落しました。
またです!!! 墜落した場所は「農地」
高江地区は、新設の米軍ヘリパッド(6か所)に居住地をぐるりと囲まれてしまったところです。
高江地区に住む人々が“墜落の危険があるから、集落の上は飛ばさないで”と抗議していたのにも関わらず、政府は「決まった事」
だと非情な返答でこの地を米軍に差し出したのです。
美しい辺野古の海を米軍と政権の都合だけで埋め立てる暴挙に抗議した住民を「土人」と侮蔑した餓鬼どもの発言もこの地の人々
の生活を無視したもので、許しがたい侮蔑です。(大阪の松井知事はこれを擁護していましたね。注意しただけです。)
国民を侮辱してアメリカさんを擁護する精神構造、私には理解しかねますわ。
そして、この日本国内で起きた事故を調査するのは「米軍」で、この事故の補償をするのは、「日本」なのです。
日本は米国の植民地、占領地の如く。全く、「いい加減にしろ~!」です。
今、盛んに北朝鮮の危機を売りにして『日米同盟』の強化を宣っている族がおりますが、日米地位協定の理不尽さには、何の意見も
ないのでしょうか?
☆日米地位協定・28条あります(概略)
*日米地位協定は、日米安保条約第6条の米軍が日本の「施設及び区域を使用する」という条文に基づいています。(1960年6
月、国会承認)
*日本に駐留する米軍への基地(施設・区域)の提供とともに、米軍・米兵にさまざまな特権を保障します。
*日本全国、米軍が望むところはどこでも基地にできます。(全土基地方式~世界の中で日本だけ)これは、日米合同委員会で協
議。(内容は、ヒミツです)
*米軍は、基地の設定、運営、警護及び管理のため必要なすべての措置を執ることができます。
*基地の外でも、民間の空港や港湾、道路を自由に使用出来ます。使用料は、無料。
*物品税や揮発油税など数々の免税措置の規定があります。
*基地の提供費は、日本側が負担します。
*年約2千億円の「思いやり」予算(在日米軍駐留経費)を日本側が支払っています。(条文には、「米軍が日本に駐留するための
維持経費は米国側が負担する」とありますが。)
*裁判権の特権:米兵が「公務執行中」(判断するのは米国側)に起こした事件・事故については、米軍に「第1次裁判権」がありま
す。(日本国民が被害者でも日本に裁判権はありません。)
*公務外での米兵の犯罪:容疑者の身柄が基地内(米国側)にある場合には、日本側が起訴をするまで日本側が逮捕・拘束するこ
とはできません。
☆日本と同じ敗戦国であるドイツは、米国と交渉して協定を改定しています。駐留軍の移動は、ドイツの国内法が適用されます。
☆イタリアでは米軍基地の管理権はイタリア側にあります。軍用機の発着もイタリア軍司令官が責任を持ちます。
米国と同じ地位協定を結んでいるのに この違いは一体何なのでしょうか?
米国と全く交渉する気のない日本の為政者は、日本国民の利益より、米軍の利益の方を大事に考えている方が多数お見えだという
証でしょうね。
*米軍基地運用、他国では? 自国で管理権、騒音規制も
http://www.asahi.com/articles/ASK8J5D1JK8JUTIL028.html
☆米軍機の事故は、沖縄が返還されてから昨年2016年末まで、328件もあるとのことです。
それ以前の重大事故は、昭和20年~昭和30年までで、110件あります。(小さな事故は含まれておりません)
☆日本における米軍機事故一覧
☆これを見れば、北朝鮮のミサイルより、日本国内の民家の上を縦横無尽に飛んでいる米軍機が起こす事故の
ほうが、より危険だということは、一目ですね。
米国と同盟を結んで、何かイイ事ありましたか?(軍需産業と懇意な方々は、お得なのかもしれませんがね。)
舞い込んでくるのは、いつも近隣国との危機。何か、おかしいとは思いませんか?
*米軍機は、計器に放射性物質の中でも特に怖い『ストロンチウム90』も積んでいました。
これ、どこいったの?https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215640