交流戦が始まった。阪神―ソフトバンク戦の結果は0対1。
TV中継は21時までだったので負けた結果をネットで知った。
負けたことはそれ程でもなかったがほんとに驚いたことは、
鳥谷の連続出場が途絶えたということだった。
記録1939試合は1位の衣笠祥雄の2215試合を追うものだった。
いつかは来るこの瞬間をまさかのネットで知った。
最後まで見せてくれるTV局ないんかな~
甲子園ならサンテレビで最後までという時代はもう終わった
不振な彼を毎回見ているのが辛かった。
代打起用、終盤の守備起用、屈辱的な扱われ方。
特に彼のファンではないが、阪神ファンからするとあの使われ方は
いたたまれなかった。どんどん痩せていっているように見えた。
あの立派な腰つきも心なしか小さく見えるようになった。
記録のためだけに出てるのか、という心ないヤジもあった。
この記録を止めるのはいったい誰なのか?
OB解説者の暖かい言葉に何度も胸が熱くなった。
本人が言うべき?監督が決めるべき?様々な葛藤を経てこの日を迎えた。
試合後のインタビューで金本はあっさり「使うところがなかった」と。
その言葉の裏には様々な思いも込められていたはず。
腰椎骨折、右手人さし指爪の裂傷、肋骨(ろっこつ)骨折、そして鼻骨骨折…
強靭な肉体と言われても怪我はやっぱり辛かっただろう。
弱音を吐くことなく淡々と打席に立った。
この日を迎えて本人は内心ホッとしているかもしれない。
金本監督が鳥谷を今後どう使っていくか注目したい。