なかなか経験することではないので、記録の一つとしてメモしておきます。
2011年3月11日(金)14時46分ごろ地震発生。
震源に一番近い宮城県で震度7、自分のいる東京で震度5強。マグニチュード8.8(後で9.0に修正された)。国内の観測史上最大、世界でも5番目に当たる規模だそうだ。
鹿児島でも震度1。東北地方で起きた地震が九州まで届いてるだもんなぁ。
自分が経験した中では一番大きいかも。慌てて机の下に避難。ついに関東大震災が来たかと思った。
揺れている最中にガラスの割れる音が聞こえた。
揺れが収まってから周りを確認。停電はしてないし、トイレの水もちゃんと流れる。
割れたガラスの音は、ビルの窓だった。大きく割れ落ちていた。後でビルの外から見たら、歩道にガラスが散らばっていた。もし人が歩いていたら惨事になっていたところだ。(自分もコンビニに行く途中でよく通っている歩道だ)
ちなみに、その後 避難場所に指定されていた公園に避難したが、ガラスが割れていたのはうちのビルのみ(苦笑)(帰宅途中で他に1箇所見かけたのみ)
元々古いビルだから耐震性に問題があるという理由で4月に新ビルに引っ越す予定だったんだよね。柱にヒビが入ってたという話も聞こえてきたので、怖いな…。他の震災では2日後にくずれたビルもあったらしいし。
会社から支給されていたヘルメット、使うことがあるのかと思っていたが、こういうときは恥ずかしがらずに使用。外には他にもヘルメットをかぶっている人たちがいたので、うちだけって訳でもないんだな。
スカイツリーも見えたが、びくともしてない様子。
次に、避難場所の公園から本社(普段の作業場所ではない)に移動して待機。本社まで歩く途中で人だかりが出来ていたので何だろうと思ったら、テレビが見える店があって、ガスタンクがすごい勢いで燃えているのを映していた。
本社の待機場所(会議室)にはテレビとか無くて、状況はよく分からず。でも電車は全部止まっているらしい。
ただ待ってるだけなのは暇だけど、歩いて帰る事を想定して重そうな本は会社に置いてきた。こういう時に読むには都合よかったんだがなぁ^^;
けっきょく定時近くまで待って、帰れそうな人はタクシーを拾って帰るという方針に決定…したが、先に帰ろうとして戻ってきた人から「タクシーなんか全然捕まらないよ」とのこと。
そりゃ電車が動いてないんだからみんなやることは同じ^^;
ホテルなんかも押さえようとしたらしいけど、それも望み薄だよね~。(ホテル取らんでも、徹夜で会社に泊まることもあるんだから、それと大差ないだろうに(爆))
まぁ自分は道も分かっている(休日出勤の日に自転車で何度も通っている)ので、歩く気まんまん。(ただ、歩いて帰るんだったら、暗くならない内に移動開始したかったね(苦笑))(自転車があれば何ら問題なかったのにw)
一緒に帰った人はやはり途中で方角とか分からなくなったようなので、道を知ってるかどうかってのはこういうとき重要だね。(地図だと道の高低・坂が分からないのは、自転車で走り回っててよく知ってるし)
あと、一人で帰るより、何か話したりできる人が一緒にいるというのも意外と重要かも、と思った。
お茶は普段から持ち歩いているので水分補給は問題なし。自販機も動いていたので買おうと思えば買えたけど、停電になってたらどうしようもないね。
手袋を持ってなかったので、手がちょっと冷たかったが^^;
道はけっこう混んでいたけれども、以前予測で聞いたことのある混雑度ではなかった(ラッシュ時の電車並みで身動きが取れないと聞いた)。
無理に帰ろうとせず、会社とか避難場所にとどまった人も多いからかな?(停電になってたら、自分も帰ろうとはしなかったと思う)
電気・水道は止まらなかったし道路も寸断されていない(信号もちゃんと動いている)のでこの程度の影響で済んだのは幸い。(単なるラッキーなのか、インフラがちゃんと強固に作られているということなのか)
高速道路は閉鎖されていたし電車も全く動いていないので、影響が大きいのは交通だけか。
バスは運行していたけれども人がいっぱい、扉が閉まらない^^;
ホテルのタクシー乗り場もすごい行列。タクシー自体をあまり見かけなかったけど、車道も混んでいてあまり動いていない感じ。
コンビニも人が多い。公衆電話にも並んでいる人が居る。
飲み屋もけっこう人が入ってる。普段であれば金曜・週末なので、どうせ終電過ぎるまで飲んでいる人達にとってはいつもと変わらん、ということか^^;
途中で何か食べられる(座れる)店に寄ろうとしたけど、臨時休業している店もちらほら。やってる店もやはり混んでるし。
松屋に入ろうとしたら、食材が無くてダメだって。うぉー、そんな話初めて聞いたよ^^;
コンビニも何件か入ったけど、サンドイッチ・おにぎり・弁当のコーナーは元より、菓子パンに至るまできれいさっぱり無かった。こんなのも初めて見た。
(それにしても、こういうときに暴動だの略奪だの、外国では聞くけど日本じゃ起きないなぁ)
結局3時間ちょっと歩いて無事帰宅。建物に1部屋だけ明かりがついていた。電気は通っているらしい。(でもエレベーターは止まってた)
心配していたのはテレビが台から落ちたり積み上げている本が崩れたりしていないかといったところだが、ほぼ全く変化なし。ちょっと拍子抜け^^; でも良かった。
水もガスも来ているし。(ガスの確認はしない方がよかったらしい。漏れてると危険だから(汗))
ちなみに、ふだん山手線1駅は電車で2分だが、自転車だと5分。そこを歩くと早歩きで15分、普通なら20分か。
会社まで自転車だと1時間弱だから、徒歩なら3~4時間だと予測していたので、結果はけっこう良い感じ。
ただ、3時間くらいの時点でさすがに足が棒の様になってきて、マメも出来た感じ。もっと距離があったら無理だった。7~8時間かけて歩いている人とか、すごすぎ。
さて、家で情報を確認したいと思ったが、テレビが故障中なんだよね(爆)
Twitterを見ていたら、やはり色々な情報が流れてくる。
どうやら電車は止まったままらしい。余震も断続的に起きているから、止まったままでも不思議ではない。(普段なら震度3なら大きめって感じだけど、それ以上のが普通に起きてるんだもんなぁ。歩いてるときは気付かなかったけど、座っているとよく分かる)
NHKがUst配信しているとか。これはありがたい。(久しぶりにNHK見たよ(笑) 受信料は口座引き落としで払い続けてるんだが)
一晩経って、足が筋肉痛状態。こうなると大きな余震が起きても避難しづらい(汗)
こういうときは無理はしちゃいかんという事だなー。