西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

春日大社

2017-09-10 16:20:32 | 神社 古代

春日大社。超メジャーな神社です。良いです!!!

正直、これまでに何度か奈良に来ている中で、特に参拝したいとは思わなかった神社です。理由は2つあって、その一つは、”メジャーなだけあって、不躾な外国人を見てムカつくだろうな”という思い。(神宮や京都で、そんなことがあったから。だから、富士山や沖ノ島が世界遺産であることには不信感しかない!)もう一つは、春日大社が藤原系であるということ。そこそこ古代史に興味を持った方だと解ると思うのですが、藤原氏ってヒールのイメージなんだよな~(笑)。最近は、乙巳の変(大化の改新)自体が単なるクーデターで、ホントは、蘇我氏はベビーフェイスで、中臣鎌足と中大兄皇子がヒール説も言われてますもんねえ。

やっぱ、実際、外国の方々含めて、人、多いわ!でも今回は、先に訪れた大倭神宮があまりにも重過ぎたのと、春頃に大阪のシンポジュームで拝聴した春日大社の神職さんの講演が良かったのとで、春日大社、参拝させて頂きました。

一言で言えば、参拝させて頂いて良かったです。 ご祭神は、建御雷神、経津主神、天児屋命、春日比売大神です。まっ、駐車料、参拝料、けっこうなアレでしたが、そういうもので神社が祓い清められ続け、文化遺産的な建築物が維持されるのであれば、僕は全然OKだと思っています。

俺が言うのもアレですが、外国人の方々、マナーは良かったですよ。この夏、某山の神社でアレしていた息子が言うには、西洋の方に対しては、英語で”ここは聖域だから”と言えば、大概、理解してくれるとのこと。日本のメディアでは触れないけども、アッチの人は、キリスト教なり、イスラム教なり、殆どの人が宗教観あるから。寧ろ、何処へ行っても酷いのは日本人かも。観光地と神社の違いも判らない。”○○神社の神職の態度が云々”というのをよく目にしますが、神職さんが気を使うのは神さんで、アンタらじゃないつうの。金に対しては対等の見返りがあって当然と思い込んでいるんだろうな~。愚痴ついでに、某神社のご神体とされる山を裸足で歩く人達を見かけましたが、もうアホだとしか思えない。中には、子供にまでやらせている。”台地のパワーを”なんて、本気で思っているんだろうな。情報も知識もシャットアウトして、自分の頭で考えれば判ること。怪我や破傷風の危険性もあり、宗教的には、神さんの山を凡人の臭い汚い素足で歩く不貞。神様のパワーなんて貰えるわけないやろ(笑)。

神というものが存在したとして、一個人の恋愛だの健康だのを気にしてくれるとは思えない。数100人規模の企業が栄えようが倒産しようが、たぶん、そんなことも知ったこっちゃないと思う。(でも、”日本タヒね”で成り上がった某国会議員が自らの穢れで潰されましたね。不倫云々はどうでもいいけどさ。)俺が神社好きなのは、金まみれ糞まみれ嘘まみれの現代社会から抜け出し、古代から延々と続く超然とした何かに触れたいからだけです。 


大倭神宮

2017-09-09 21:58:30 | 神社 古代

写真を見てビックリしました。いやいや、別に変なものが写っていたとかそういうのではありません(笑)。快晴とまでは言わないまでもそこそこに日が射していたにもかかわらず、この場に立つと日が落ちた後の様に暗く感じました。それなのに、写真は現実通りに午後1時ぐらいの日中で写っている。こういう経験は、丹後一宮・籠神社の奥宮・真名井神社以来のことです。因みに、籠神社は元伊勢と言われる神社の中ではメジャーですね。

車のナビでは辿り着くことが出来ず、近隣の方に場所を訪ねて漸く来ることが出来ました。その場に立つと、ん~、やっぱ真名井神社と同じ感じ。凄いパワーを感じるけども、これ以上は入れない雰囲気。後ろの方に磐座がありますが、写真では見え難い。ご祭神は、奇稲田姫、素盞鳴尊。この場所が奇稲田姫の墓所という説をネット等で目にしますが、どうなんでしょう?所謂、国譲り神話で譲った場所は出雲では無く大和の地であるという説には、なんとなく納得の今日この頃ですが。

この場所は”呼ばれていない人は来れない”とか言われていますが、僕の様な凡人は、呼ばれてもいないのに無理して来てしまったという感じです。(まあ、呼ばれただの、選ばれただのと思ったり、言い出したら、そいつは終わっていると思いますがね。)御由緒が明確で無く何方が管理しているのか解らないけども、明らかに凄いと感じる場所。スピ系やカルト系が好みそうですが、凡人の俺にとっては”もろ刃の剣”だなとも思いました。


多坐弥志理都比古神社

2017-09-08 22:01:09 | 神社 古代

多神社。正確には、多坐弥志理都比古神社(おおにますやしりつひこじんじゃ)。「古事記」の撰録者とされる太安麻呂は有力氏族・多氏だったとされ、その多氏ゆかりの神社。

その太安麻呂の存在を疑問視する見方も以前はありましたが、名前が刻まれた墓誌が見つかったことで、実在はほぼほぼ決定視されています。春頃に訪れた賣太神社に次いでの「古事記」ゆかりの神社と意気込んで行ったのですが、なんか”休み”の感じでした。”休み”という表現も失礼ですが、なんていうか、まあ、やっていませんでした(笑)。

拝殿の側に絵馬とかも結ばれていたので、やっている時もあるんでしょうけど。有名な四殿配置の社殿も何処にあるのか解らず。後で調べたら後ろの方にあったみたいですが、誰もいらっしゃらない境内をウロウロする厚かましさも無く、早々に。全国いろいろな神社を巡っていると、そういうこともあります。

ご縁が無かったのでしょう。


日本武尊白鳥陵

2017-09-08 06:54:25 | 神社 古代

日本武尊白鳥陵(やまとたけるのみことしらとりりょう)です。素戔嗚と同じくらいにメジャーな日本武尊の御陵は以下の3箇所にあります。亡くなった三重県亀山市(能褒野王塚古墳)。白鳥になって大和へ向かって飛び立ち、舞い降りた場所が、ここ奈良県御所市富田(琴弾原)。再び飛び立ち、最後に降り立ったのが大阪府羽曳野市(白鳥陵古墳)。その後、何処ともなく飛び立って行ってしまったと「古事記」にあるので、基本的にお墓は無いはずですが、この近辺にある「掖上鑵子塚古墳」が日本武尊の本当の御陵だという説、いやいや、これは武内宿禰の御陵だという説、まあ、いろいろあります。

人知れず、ひっそりとそこに有るという感じでした。悲劇のヒーローですから。

大和は国のまほろば たたなずく青垣   山ごもれる   大和しうるわし

大和に帰りたかったのでしょう。


神武天皇陵

2017-09-06 22:10:59 | 神社 古代

初代天皇・神武天皇陵です。周辺の道路は綺麗に整備されており、朝、早い時間に行ったので、ランニングしている方もチラホラ。羨ましいな~、この辺に住んでいる人。

御陵内も綺麗に整備されています。この近くには神武天皇を祀った橿原神宮がありますが、失礼ながら、あまり興味が無い。やっぱ、神武天皇陵だよな~。

パワーを感じます。鳥居が3段になっている。1つ、2つでは御神気が漏れ出すのでしょうか。参拝させて頂いて良かったです。


志貴御県坐神社

2017-09-05 22:27:19 | 神社 古代

志貴御県坐神社(しきのみあかたにますじんじゃ)。大神神社近くにある。

一年ほど前に”坐”を”○ます”と読むことを覚えてから、結構、神社とか神様の名前が読めるようになった。御県とは神様に供える蔬菜を栽培する地のこと。ご祭神は、大己貴神とも饒速日命とも言われている。

ここが、本当の元伊勢という人もいる。何故なら崇神天皇の皇居があったとされる場所だから。崇神天皇の御世に疫病が流行り、寝所に祀ってあった二神を恐れ多いとして、別の場所に移されることになる。倭大国魂大神は、渟名城入姫命と市磯長尾市によって大和神社の地へ。天照大御神は豊鍬入姫命と倭姫命によって伊勢の地へ。檜原神社を始めとして、天照大御神の御魂が伊勢に鎮座するまで一時的に祀られた場所を元伊勢という。元伊勢伝承を持つ神社は全国に多々ある。

それにしても、崇神天皇。疫病やら何やらで人口の1/3だか半分だかが亡くなったとか。お名前の通り、”祟られる神さま”、いや、”神に祟られる”、どっちでもええわ。それを考えると”倭大国魂大神、天照大御神とは?”ということになるのだが、古代史ロマン、妄想が尽きませんな。

磐座が残っているということは、古代祭祀が行われた場所なのでしょう。強ち作り話ばかりでは無いと思います。この志貴御県坐神社、ブログ等で、とても良い場所と書かれている方も間々見られますが、正直、私は何も感じなかった。社殿の隅に掃除道具等が見られて、近隣の方々が御奉仕されているのだろうとは思いましたが、左横の朽ちかけた境内社の前に立った時に、嫌な感じがしたというか、ちょっとした後悔の念が過った。歴史的な場所であれば尚更、人によって穢れを祓い続ける事が大切なんだろうと思う。縄文的な自然崇拝であれ、御霊信仰であれ、神道とはそういうもんなんだろうなって。大神神社や出雲大社、神宮等は、余程の愚鈍でも無い限り、行けばその穢れ無き空間に圧倒されるのだけど、それはやっぱり、場所も然ることながら、毎日、多くの神職さん達が真剣に祓い清めているからなんだろうなと、この無責任な旅人は思う。


大神神社摂社 活日神社

2017-09-04 23:01:38 | 神社 古代

そこそこ大きい神社へ行くと、必ずと言っていい程、摂社・末社というのがあります。本社に属するものの、その祭神では無く、祭神に縁のある神々が祀られている。大神神社から狭井神社への道すがらにも、いい感じの摂社がいろいろある。少彦名神を祀る磐座神社も良いのですが、すっきりと良い気を感じたのが活日神社。活日と書いて”いくひ”と読む時点で、既に格好良いのだが、要は酒の神様です。

高橋活日命は、崇神天皇に命じられて大物主大神にお供えする酒を醸した掌酒(酒を造る人ね)であり、一夜にして美味しい酒を造ったとのこと。前回、前々回に参拝した時は全く興味を感じずに通り過ぎたのですが、今回、妙に魅かれるものがあり、階段を登りました。別に御由緒書きに”酒”が出てきたから魅かれたわけではない。(笑)

凄く清潔な空気が流れていて、得した気分です。最近は、何処の神社へ参拝しても、特に何もお願いはしません。時間とか健康状態とか、旅費(マネー)とか、全てのタイミングが一致したから参拝できるんで、そんなことへの感謝の念しか湧かなくて。でも、ここは余りも良い感じなので、お願いを一つしました。

今後の人生、美味い酒が飲めますように!

美味い酒が飲めるということは、ある意味、全てに恵まれているということなので、贅沢なお願いですがね。帰りには、当然、三諸杉を買いましたよ。


三度、奈良へ

2017-09-03 22:46:24 | 神社 古代

昨日、今日と奈良へ行ってきました。一年の間で3回訪れる機会に恵まれ、すっかり奈良づいています。大神神社をはじめ毎回来ている場所は、取りあえず写真の羅列だけ。

大神神社です。ここは、お金と時間さえあれば、何度でも参拝させて頂きたい場所です。神社近くで三輪そうめんをいただき、名酒・三諸杉も買いましたよ。

檜原神社です。全てはここから始まります。本をただせば三輪も伊勢も一緒・・・かも。

石上神宮です。聖徳太子が鳥居をくぐった時にただならぬ気配を感じたという逸話も。

物部氏の祖を祀ってあります。

大和神社です。ここはもっと注目されても良いと思います。

僕の祖父も先の大戦で亡くなっているので、今の平和の礎になった方々に感謝の心です。

昨日、今日と皇太子ご夫妻が来訪されているとのことで(全然知らなかった)、近鉄奈良駅の周辺は人だかり。自分もこの時間帯に奈良から京都へ近鉄を利用したもんだから、まあ、駅のホームも、京都へ着いても日の丸をもった人、人、人。

さて、次から初めて訪れた所について、ゆるゆると書こうかな。充実の2日間だったので何日も居たような気分であり、明日から会社という実感が全くない。