西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

明治の人は強かったんだと思う

2011-12-25 13:36:59 | テレビ

今日は、『坂の上の雲』の最終回。3年越しの大作ドラマ。年末にこのドラマを観ると、ストーリーを思い出すと共に、1年前の自分を思い出してしまう。丁度2年前から、開発した新製品の量産化ネタが持ち上がり、2年前も、1年前も、そして今年も、仕事はギリギリの気分でやっている感が続いている。最終回への期待よりも、もう3年というか、今年も何とか人並みの正月を迎えれそうという安堵感の方が強い。

ただ、本来、仕事なんてそんなもんというか、明日への保証なんて無いのが当然で、戦後数10年間の高度成長期の幻想をいつまで持ってんだよと思う。俺のじいさんはキコリで、嫁さんのじいさんは京都で探偵(笑)をやっていた。キコリだったじいさんは、更に若い頃は、北海道や軽井沢で人力車を引いていたらしい。一つの会社で定年まで勤め上げましたというのは、それはそれで立派なことなんだろうけど、ドラマ性には乏しい人生だ。『坂の上の雲』は、別に戦争賛美でも無いし、回顧主義的なもんでのないだろう。軍人さんじゃなくても、明治の人達は強かったんだろうと思う。

”国家が悪い”、”政治が悪”い、”会社が悪い”なんて言っている連中は、結局のところ、気持ちが国や企業に依存しきっているのだろう。まっ、大きなことも出来ないが、来年も何とかやっていけるでしょう。


健康診断-改善

2011-12-15 22:17:40 | 日記

人間ドックでした。5、6年ぶりに全項目でA判定でした。血液、肝機能、腎機能は当然Okながら、ここ数年、腹部超音波で脂肪肝の懸念が指摘されていたのも、今回は問題無し。

嫁さん曰く、”毎日、あれだけ酒飲んでいるのに・・・。”

要因は、たぶん、達磨易筋経。スワイショウとかスワイソウとかとも言う。達磨さんが毎日行っていたといわれる簡単な腕振り運動です。去年の大晦日から、毎日、一日に2000回づつ行っている。時間にして45分ぐらい。達磨易筋経をネットで調べれば、血圧が下がるだとか視力が回復しただとか、胡散臭い効用がいっぱい出てきます。そういう健康目的よりも、ともかく、自分で決めた事を毎日、続けたかったので、これをやることにしました。

最初は、凄く腰を落とした前屈立ちでの正拳突きを200回と決めてやっていたのですが、毎日となると体力よりも、気力が持たんのですわ。ダラダラとなら200回でも、500回でもできますが、一発々々、気力を込めてやると、異常に時間がかかるし、それ以上に気力が失せる。そこで、思いっきりダラダラっと毎日続けれることを模索していて、偶々、達磨易筋経にたどり着きました。

運動自体は、超簡単です。足腰の弱い方であれば、椅子に座って行ってもいいらしい。ただ、確実に毎日行うというのが難しい。残業や飲み会とかで午前様になっても1年間、続けました。酔っぱらっていても、風邪で辛くても毎日。やっている行為そのものが体に良いとも言えませんが、自分で決めた事、自分との約束なので。ある方のブログに、”自分で決めたことを守れなければ、毎日、自分で自分を裏切っているだから、ましてや他人が助けてくれるわけが無い。思い通りの人生を得られるなんて無理。”みたいな事が書いてあり、目から鱗というか、理屈じゃなくて直観的に納得できたというか。達磨易筋経もその方のブログで見つけたんですけどね。毎日2000回やることを、今年の自分との約束というこにして、今日まで何とか続いています。

意外に自分で決めた事って、日々、無いのです。それが仕事とか受験勉強だとかなんて信じている人は感性が麻痺していると思う。そんなのは、立場が上の者(上司、ユーザー、教師、大人等)からの強制でしか無く、自分との約束事ではない。たぶん、世間的には、全く無意味な事、評価されない事、当然、お金とか名声とかには無縁なものを続けることが、心身共に健康であることへの近道だと思う。それも、最低でも3年、5年は必要かと。最近、『荘子』とか『古事記』とか、主義主張が全く解らない古典を読んでいると、特にそう感じます。