広田寛治のブログ

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文藝別冊(河出夢ムック)『ポール・マッカートニー』増補新版

2012年04月25日 09時02分39秒 | 監修・構成・執筆のムック
2011年6月9日に発売された文藝別冊『増補新版ポール・マッカートニー』に寄稿しました。これは2001年6月に発売されていたムックの増補改訂版。2001年版のムックはその後増刷されて長く親しまれていましたが、発売から10年を経過したのを機に、この10年のポールの足跡と新たな作品を増補し、細かなリリース・データの変化も完全に改訂し、表紙やレイアウトも一新して完璧な増補新版として発売されました。
新たに増補されたのは、パート2「足跡」の、山川真理「21世紀、終わりなき音楽人生/2001~2011」、淡路和子「概説 リンダ・マッカートニー」。パート3」「ディスコグラフィ、「ビデオグラフィ」などです。
僕が執筆したのは次の3本です。
パート2の「足跡と音楽活動の記録」では、「ビートルズ、ライブ活動の時代/1961~1966」「ビートルズ、新たな挑戦の時代/1966~1970」の2本を担当。前者では、ビートルズの成功をより大きなものにしたポールの幅広い音楽性とライブ・バンドの呪縛からの解放について考察。後者では、新たな挑戦をリードしながらヒットを連発し音楽家として成長を遂げていったポールの人生を描いてみました。
3本めは、パート3の「ディスコグラフィ」のなかで、「ポール・マッカートニーの音楽的成長と変化をたどる」と題して、ポールの音楽作品の全体像とベスト盤について整理・解説しました。足跡の2本は初版時のまま転載されていますが、ディスコグラフィの原稿はその後10年のリリース状況をふまえて書き直しています。
ほかにもポールが半生を語ったインタビューやポールに影響を受けたミュージシャンなどの対談、インタビュー、エッセイなども多数掲載されています。ポール・マッカートニーの生涯と全作品、そして彼の魅力を深く知りたい方にはおすすめのコンパクトな1冊です。


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