『大人のロック!』2012年秋号が9月3日に発売されました。表紙からもわかるように、ちょっとハードなロックが中心なんですが、フロム・ビーでは『ビートルズ・ソングの謎~あの名曲で歌われているのは誰?』を担当しました。
この特集では、公式213曲の歌詞を完全にチェックしてデータ化。そこから浮かび上がる謎に、楽しくせまっています。マニアの方はご存知なことも多いかと思いますが、残暑ばらいに楽しみながら読ん . . . 本文を読む
最近、友人がロンドン・リバプールを旅し、たくさんのおみやげとみやげ話をいただきました。そんなこともあって、オリンピックとはあまり関係なく、気分はかなりロンドン・リバプールです。そこでこの機会に、ここ10年ほどの仕事のなかから、ロンドン・リバプール旅行がらみのものをピックアップしてみます。と言っても少しだけですが…。まずはこれから。
ビートルズの伝記と言えば、1968年に出版されたハンター・デイビス . . . 本文を読む
拝啓、リンゴ・スターさま。おめでとうございます。
リンゴの交友録をたどれば、ロックの歴史をたどることができる。と言えそうなほど顔の広いリンゴですが、文藝別冊『リンゴ・スター』では、「リンゴとロックと仲間たち」と題して、34ページの大特集を組んでいます。
特集ではもちろんデビュー前からオールスター・バンドまで含めていますが、僕が担当したのは、「1950年代/リンゴが触発された時代の風とミュージシャン . . . 本文を読む
リンゴの存在なしでビートルズはアメリカで世界で成功できたのか?
河出書房新社の文藝別冊『リンゴ・スター』に寄稿した2本目の原稿は、「リンゴ・スター加入がもたらしたビートルズの世界的成功」です。
リンゴが加入したことで、ビートルズが抱え込んでいた過去とのしがらみが消えたこと。その過程で、ビートルズがジョンとポールとジョージのバンドという原点に立ち返ったこと。さらには、リンゴという先輩的存在が加わった . . . 本文を読む
リンゴ・スターの誕生日が近づいてきた。残念ながら、リンゴについてはあまり書く機会がないのだが、河出書房新社の夢ムックのロック・ミュージシャン・シリーズで『リンゴ・スター』(2003年11月発売)をやったことがあり、そこに3本ほど書かせていただいたので、この機会に順に紹介させていただく。
そのなかのひとつが、「ほのぼのとした安らぎと癒しを与えてくれるビートルズ時代のリンゴのボーカル曲」。この原稿では . . . 本文を読む
ここ10年ほどのあいだに雑誌等に執筆した原稿をブログに整理中です。
「日本でのカーペンターズ受容史1970-1983」は、2003年5月に発売された文藝別冊『カーペンターズ』に寄稿したものです。
カーペンターズは、1970年から1997年までの日本での洋楽シングル売上ナンバーワンを記録するなど、日本での洋楽受容を考えるうえで、かかせないミュージシャンです。ここでは、カーペンターズの日本での受容を、 . . . 本文を読む
文藝別冊『サイモン&ガーファンクル』(河出書房新社/2003年)には、もうひとつ寄稿していました。タイトルは「海図のない文化の大海原を航海する ポール・サイモンの音楽と社会とのかかわり」。
正直な人って、あまり弁解もしないから、誤解されることが多いけど、ポール・サイモンもそのひとりだと思う。ここでは彼の音楽に対する考え方や、ミュージシャンが政治的活動をすることに対する考え方を整理しながら、彼自身の . . . 本文を読む
ここ10年ほどの仕事の整理中です。昨日のポール・サイモンつながりで紹介します。
サイモン&ガーファンクルについて書いた原稿です。
タイトルは「ビートルズに次ぐスーパースターの日本での足跡/サイモン&ガーファンクルの日本での受容史1966-1974」で、文藝別冊『サイモン&ガーファンクル』(河出書房新社2003年)に寄稿しました。
パート1・伝播~静かな日本デビュー(1966-67)
パート2・映 . . . 本文を読む
ポール・マッカートニーの誕生日ということで、なぜか3大ポールのひとりポール・サイモンについて綴った文章があったことを思い出した(ちなみに僕の時代での3人目はポール・モーリアだった)。タイトルは「ポール・サイモン/都会のオアシス~サイモン&ガーファンクルのメロディ・メイカーが創る音楽」(『The CD Club』2006年7月)。
サイモン&ガーファンクルを聴きはじめたのは、たぶん1967年頃。ちょ . . . 本文を読む
季刊『もん(文)』は、一般にはあまり知られていないのかもしれませんが、公文式教育で有名な公文教育研究会が、「人間の限りない可能性をみつめつづける人間探求誌」というコンセプトで、四半世紀にわたって発行し続けている雑誌です。コンパクトながらも、キリッとしぼった切口で、内容はとても濃くて、読み応えのある雑誌です。最近は「日本人と英語」といったテーマ特集に変わったようですが、100号くらいまでは、毎号、さ . . . 本文を読む
佐藤良平氏によるインタビュー記事「『ザ・ビートルズ全曲バイブル』を読もう!」(AUDIO BASIC/MOOK21『いい音を選ぶ4/ビートルズを「いい音」で聴くためのオーディオシステム』2009年12月11日発売/共同通信社/税込1500円)です。
『ザ・ビートルズ全曲バイブル』が発売された2009年12月末は、けっこう話題にしていただいて、研究チームの代表(最年長なだけですが)ということで、新聞 . . . 本文を読む
過去の仕事の整理が遅々として進まない(だれも気にしてないだろうけど・笑)。やはり、時間があったらやろう的なことを続けるのは、怠け者には無理だ。そこで方針転換。年ごとに整理していく(これはけっこうまとめるのに時間がかかる)のをやめて、思い出したものからテキトーにまとめていくことにする。
で今日は、サッカーのワールドカップ最終予選が6月3日から始まるのを勝手に記念して、サッカーものをピックアップ。『N . . . 本文を読む
2011年の仕事を整理中。
2011年夏に発売された『ザ・ビートルズ新時代の響き』(日経BPムック/『大人のロック!』特別編集)の巻頭特集「ザ・ビートルズ再聴」に「リマスターCDで聴くビートルズの快楽」を寄稿しました。
このムックは『大人のロック!』で特集した09年版リマスターCDに関する特集などを集めて1冊にまとめたものです。巻頭特集(22ページ)のみが発売にあたって新たに組んだ特集です。
巻頭 . . . 本文を読む
この10年ほどの仕事を整理中。2011年12月に発売された『大人のロック!29号』(日経BP社)では、没後10年にあたってジョージ・ハリスンの特集を監修・構成しました。
映画『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』に関する記事を中心に、日本のファン向けに特別に行なわれたオリヴィア・ハリスンのインタビューも収録することができました。
僕は「物質世界で輝きを増すジョージ・ハリスンの魂(スピリット . . . 本文を読む
ここ10年くらいの仕事をブログで少しずつ整理しています。
引き続きクイーンがらみの原稿ということで、2004年春の『月刊PLAYBOY』(2004年5月号)に「不条理に満ちた時代にわれわれを刺激し続けるクイーン・ワールド」を寄稿しました。ここではロックの世界化にクイーンがはたした役割を考察してみました。アルバムベスト5には『クイーン』『オペラ座の夜』『世界に捧ぐ』『ザ・ゲーム』『イニュエンドゥ』を . . . 本文を読む