広田寛治のブログ

音楽と社会と歴史と

音楽史メモ/日本のシンガー・ソングライターの草分け(1)加山雄三と荒木一郎

2012年06月16日 12時17分52秒 | 日本史のなかの音楽
毎朝、目覚めると無意識にラジオのスイッチを入れる。いつも同じ番組が聴こえてくる。きっと昨日の続きの番組なんだろう。今朝(2012年5月28日)の3時台は荒木一郎特集。どうでもいいと思ったら本を読みながら耳を傾ける。4時を過ぎる頃には鳥の鳴き声が聞こえてくる。今朝は、しっかり聴いた。
荒木一郎は加山雄三とともに日本のシンガー・ソングライターの草分け。「空に星があるように」「いとしのマックス」などなど、なつかしい曲が続く。加山と荒木、どちらかと言えば、荒木の曲のほうが好きだった。
加山が昼の太陽だとしたら、荒木は夜の月。どんなに地球を照らしても金環日蝕の太陽の明るさにも及ばない。番組では代表曲をおおよそ時代順にかけていく。曲のデータだけ紹介して個人的な感想はほとんど入れない。みなさまの聴取料で作られていますというの案内がときおり入るくらいだ。
日本のポップスの歴史を考えるとき、このふたりをどう評価するのかも重要なポイントになる。ビートルズ後に登場したこのふたりは、自作自演という意味での「ロック」な音楽の源流と見てもいいと思う。荒木の曲もこうして時代順に聴いていくとそのサウンドの変化がよく分かっておもしろい。


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