広田寛治のブログ

音楽と社会と歴史と

事件115「1974年5月9日 フレンズ・オブ・チリ・ベネフィット・コンサート開催」

2012年07月10日 12時30分36秒 | 著書
拙著『ロック・クロニクル(増補新版)』(2012年2月発売 河出書房新社)の内容をブログに更新中です。
1971年の事件101~2011年の事件204までの104の事件は増補新版用に書き下ろしました。ここでは、新たに収録した104の事件を順番に紹介しています。
1971年~1975年6月までの8章は、「米ソ対立のなか、多様化し進化を続けるロック」と題し、18の事件を取り上げています。
8章の15個目の事件115は「1974年5月9日 フレンズ・オブ・チリ・ベネフィット・コンサート開催」。71年8月にバングラデシュ難民救済コンサートに出演したボブ・ディランは、黒人活動家が看守に惨殺された事件を告発する「ジョージ・ジャクソン」を11月に発表するなど、一時期封印していた社会派としての活動を再開。「アンジェラ」を発表したジョン・レノンや「スイート・ブラック・エンジェル」を発表したローリング・ストーンズらとともに、なお続く黒人差別を告発し、さらにはチリ革命を支援する活動などにも力を入れるようになっていったことを紹介しています。


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