熱帯魚・金魚・犬

愛するペットとの日々

for better or worth

2005年02月16日 | Weblog
ふと気づくと私の家にある食器は
ほとんどが引き出物でいただいたものだった。

グラス、ワイングラス、皿。

これでほぼ事足りてしまう私の食生活もどうかと思うが
読めばわかるとおり、ほとんどが豆腐なので
問題はないのだ。

今度結婚式に招かれた際には
ぜひ、とり皿をいただきたいと思うそんな私だが
話題はその結婚式のことだ。


バブルの頃には、ゴンドラに乗って登場とか
やたらと背の高いウェディングケーキだとか
何かと派手な演出が話題になっていたように思うが、
最近はどうなっているのだろうか。
なにしろ自分に縁がないことなので
さっぱりわからない。

そんな疑問にかられたので、
最近結婚式場に行ったという知人の女性に尋ねてみた。

彼女が話を聞きにいった結婚式場では、
車に乗って新郎新婦登場というのがあるらしい。

席について待っている、両親や親戚、友人の前に
キャデラックかなんかの素敵なオープンカーに乗って
新郎新婦がご登場されるのだ。

当然スポットライトだろう。下手すりゃスモークだ。
ゴンドラが車になっただけじゃないか。

Q:「はずかしくないの?それって」
A:「でも人気あるらしいですよ、式場の人によると」

人気なんだそうである。

恥ずかしいけどなぁ。
なんか馬鹿馬鹿しさとしても中途半端だし、
豪華なのかっていうと、そんなに豪華でもないような気がするし。
どうせやるなら細かいところから演出していきたいものだ。

例えばBGMだ。

ごくごく普通の披露宴を行うわけです。
でもBGMをよくよく聞いてみると歌ってるのは俺。

入場ではやはり思い切ってホイットニー・ヒューストンやら
セリーヌ・ディオンを熱唱する俺。
野太い声でタイタニックだ。

録音は家のラジカセが好ましい。
絶妙に変な音効がきいているはずである。

しかしこれではまだまだ地味だ。

シチュエーションにも凝っていきたい。


先日、車に乗っていたところ、
いつものように看板が目に入ってきた。

「焼肉 平安閣」 

これだ。
ここで披露宴だ。
同じ平安閣でも焼き肉だ。

でも場所と食べ物以外は普通の披露宴をおこなうのだ。
式次第は粛々と進み、司会者が次の式次第を読み上げる。

「続きまして新郎新婦による初めての共同作業でございます」

うやうやしく運ばれてくるのは銀の皿にのせられた骨付きカルビだ。

「入刃!」

司会者の声とともに会場から沸き起こる拍手。

新郎新婦はそっと見詰め合うと、
赤いリボンをあしらった少し大きめのはさみを二人で持ち、
骨付きカルビをジョキジョキと切るのだ。
なんて素敵な絵なんだろう。

そして会場は暗くなる。
お色直しをした新婦の手を引き、
新郎新婦がスポットライトの当たる入り口から入場だ。

司会者の声が会場に響く。

「これより新郎新婦が皆様の席をまわります」

そして二人が手にしているもの。
それはやはり赤いリボンをあしらったチャッカマン。

新郎新婦は談笑しながら、
各テーブルのガスコンロに着火していくのだ。

準備完了である。
列席者は、新郎新婦が自らはさみで切った
骨付きカルビを新郎新婦が着火したガスコンロで
ジュージューと焼くわけだ。

いいと思うんだけどなぁ。焼肉平安閣。


せっかくの結婚式の衣装に匂いがつくのはちょっと
という方には、マグロはどうだろうか。

初の共同作業はマグロの解体。

かなりやりがいがあると思われる。

そしてその後は新郎新婦が
生わさびを持って各テーブルを回るのだ。
やはり鮫皮のおろしが好ましい。

どうだろうか、とはいってみたが、
よく考えたらとんでもなく生臭さそうである。

おまけにコストが高い。
マグロ一本買わなきゃいけないのだから。
500万くらいだろうか。よくわからんが。

マグロ・ローンをくまなきゃいけなくなりそうだ。

結婚後はだんなの昼ごはん代を削って、
風呂のお湯を洗濯に使って、倹約して倹約して
支払い続けるのだ。
マグロの代金を。

でも思い出に残る披露宴でよかったと、
洗濯物をたたみながら彼女は思うに違いない。

たとえ招かれた人の頭の中には
マグロのイメージしか残っていなかったにせよ。


素敵な披露宴は人生を豊かにするはずである。
きっと。



2月15日 火曜
朝:牛乳
昼:寿司
夜:飲み。太刀魚の塩焼き、岩のり、はまち刺身、マヒマヒの唐揚、ビール、日本酒(出羽桜)
  家に帰って焼酎。のみすぎ。

2月16日 水曜
朝:牛乳、アミノサプリ
昼:とんかつ(カレーが売り切れてた。)
夜:豆腐、納豆、鮭フレーク、焼酎

読んだ本。
市川拓司「そのときは彼によろしく」
泣きました。簡単に泣くので。よしあしはわかりませんが。

今回のタイトルは (The June Brides)のベスト盤タイトル。

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4 コメント

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Unknown (尼崎死)
2005-02-18 03:21:21
タイトル解説ありがとうございます。正直、ここ数回分のタイトル、元ネタあるんだろうな~?と思いつつ、じぇんじぇん分からなかった私。でも微妙にちゃんと本文と関連ありげな響きが。多分、見る人が見たならセンスが理解できるのでしょう~~~(残念だ・・・)。

さて、私の出席した風変わりな結婚式の話題。

友人が結婚式をミャンマーでやったというもの(新郎新婦共に日本人)。二人の出会いのきっかけがミャンマー旅行道中に出会った(共にバックパッカー)っちゅう事から出た企画。

出席可能な親戚友人十名程が参加で、式そのものもミャンマー旅も大変素晴らしく、美しい思い出として私の心に刻まれて~~はいるのですが、当人達はそれでは済まなかったらしい。

なんせ新郎新婦共にエエトコの家の出なもんで、外国での小規模式ではそれぞれの親戚達が納得せず、日本に帰ってからお互いの地元でそれぞれ披露宴をさせられたとのこと。

軍事政権下で入国にビザが必要な国での結婚式だけでも計画が大変だったのに、帰ってからもイベントの連続で結婚式前後一ヶ月は超多忙で何かと難儀な生活だったそう。

美しいミャンマーでの思い出は多忙期間の中間部分に当たるため結婚当時を振り返っても段取りで大変だった事しか記憶に無いようです(せめて多忙期間のフィナーレが結婚式ならねえー)。式そのものが新婚旅行も兼ねていたので引率や段取りに忙しくて二人っきりの時間なんて皆無だったしなあ。

一方、私と共にミャンマー婚に同席した友人は式の準備の大変さを見て「俺は結婚しても絶対に式はやらない!」と言ってたけど、周囲の要望から結局やるハメになったり~。

凝るにしろ、やらないにしろ自分の意志を親類縁者に対して貫き通すのは大変な様ですー・・・。



今週末の音の予定

今週末19日からいよいよツタヤでレンタル旧譜が半額!この機会にコレクターズいきます。ふっふ。
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Unknown (よしむら)
2005-02-18 23:53:28
すごい。ミャンマーで結婚式。

というかその前にミャンマー旅道中で

出会うってことが私にはなんのことかわからまへん…

世の中には様々な人がいるもんです。



コレクターズ。まずはファーストを聴いてください!

感想お待ちしとります。
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ケコーン生活早9ヶ月 (フレッシュ御幣島)
2005-02-21 22:26:31
が経過しようとしております、フレッシュです。

お久しブリーフです。



兄さんの結婚披露宴のときにおすすめのが

あるんだけども。

初めての共同作業でさ。



新婦がロッカーみたいな箱の中に入り、

新郎が剣を数本ブサブサ刺す。

剣を全て抜いて、ロッカーの中から新婦が

無傷であらわれ、夫婦揃って



『てじな~にゃ!』



よければ大学の先輩のマジシャン紹介しようか?

この先輩ね、学生時代にトランプマンの

助手のバイトをしていた。



どうよ?

てじなーにゃ。
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Unknown (よしむら)
2005-02-22 21:30:59
お、フレッシュ久しぶり。

元気かいな。インデアンカレーはくった?



ちなみに私の学生時代の友人の高校時代の友達が

トランプマン。

微妙に遠いか。



とりあえず「山上兄弟案」却下。

さらなるよいプレゼンを求めます。
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