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テレビっ子のひとり突っ込み

『リボルバー・リリー』感想(ネタバレ注意) ①

2023-09-30 23:52:55 | 日本の映画


2023年 日本

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
・小曾根百合:綾瀬はるか
・岩見良明(元海軍将校の弁護士):長谷川博己
・細見慎太(欣也の息子):羽村仁成(Go!Go!kids / ジャニーズJr.)
・津山ヨーゼフ清親(陸軍少佐):ジェシー
・山本五十六(海軍大佐):阿部サダヲ
・滝田(テーラーの主人):野村萬斎
・細見欣也/水野:豊川悦司
・植村(内務省役人):吹越満
・小沢(陸軍大佐):板尾創路
・升永達吉:橋爪功
・筒井国松:石橋蓮司
・暗殺者X:鈴木亮平
・平岡:佐藤二朗
・奈加(カフェー「ランブル」の従業員で百合の右腕):シシド・カフカ
・琴子(カフェー「ランブル」の従業員):古川琴音
・南始(謎に百合を追ってくる幣原機関の元諜報員):清水尋也


◆感想

かなり前からムビチケ買ってたにも関わらず、初日の舞台挨拶落選してちょっとやる気が落ちてたせいで放置してたら
今日が都内での上映最後っぽかったので、慌てて観てきた。
(あ、一応新宿バルト9だと、まだミッドナイト上映はしてるみたいです。ただ、その上映時間だと終電過ぎに終わるので
家に帰れません。)

放置してた間にネットニュースとか、見た人のレビューとか見てたら、かなーり酷評されていて、上映館もどんどん
減っていくし、あー、これはクソ詰まんない映画なんだなーってちょっとショック受けつつさらに意欲がなくなってた
だけども、まー、ムビチケ買っちゃってたしね、ってことで寝るの覚悟で観に行った訳です。

結果、期待値がダダ下がりしてたせいか、意外と面白かった。


◇◇

内容をちょっとご紹介

ヒロインは綾瀬はるか演じる小曾根百合。

彼女は、明治時代の終わりに台湾で設立された幣原(シデハラ)機関という特殊な戦闘能力を持ったスパイ養成所機関で
諜報員として育てられる。
冷徹非情な美しき諜報員としてアジア各国で活躍するも、10数年その世界から姿を消しているっていう・・・その辺が
冒頭サラサラーっと説明されるんですがほとんど頭に入ってこない。

(まず、幣原(シデハラ)機関って何?っていうのと、何所属で何のための諜報員かが良く分からない。何で台湾なの?
っていうのもね・・・。)

で、場面は秩父に移る。

自然豊かな場所にある、大き目の洋館。

カンカン帽被ったマフィアっぽい人々と、椅子に縛り付けられたそこの家に住む住人ぽい人たちが、細見欣也の居場所
を問い詰められ拷問の末殺される。

ちなみに、このマフィアっぽい人たちのトップっぽい感じでジェシーが登場。



そして、流れる少なくない量の血の描写。流れた血は床に滴り、さらに床下まで漏れ伝っていく・・・と、その床下には
その家の主人の息子と思しき少年、細見慎太(羽村仁成)の姿が。

この少年に血がドバァっと降りかかる描写がちょっと秀逸でもあり、凄惨な感じでもある。

床上の出来事を察した少年は、暗い林の中をとある山小屋に向かって逃げていく。


そっから場面変わって、東京玉の井にあるカフェー「ランブル」。
ここで綾瀬はるか演じる小曾根百合登場。彼女はこのカフェーの女店主っぽい感じ。
ちなみに、カフェー「ランブル」は、ちょっとライトな娼館っぽいお店。
そして、百合を訪ねてきた岩見(長谷川博己)。岩見は、近くに弁護士事務所を構えている元海軍将校だってことが後に
分かる。ここでは、惜しげもなく高級菓子を差し入れする、百合と仕事上良い関係を保つ羽振りのいい人っていう印象。
(個人的にはこの人とこの先、どうラブコメ展開になるのかちょーっとだけ期待。)



(酷評レビューでは、なぜ去年大コケした映画「はい、泳げません」の主演カップル二人をまたキャスティングしたのか、
だったら長谷川博己よりも「奥様は、取り扱い注意」の西島秀俊の方が良かったんじゃないか、とかさんざんな言われ
ようだったけど、私的には長谷川博己でよかったかなーと思った。元海軍将校の敏腕弁護士感は彼でこそ出せる業かな。)

百合は、新聞に載った秩父の細見家惨殺記事にちょっとした違和感を覚え、急遽秩父へ向かうことに。

(ここで百合が気にしているのが、「国松がこんなことするはずない・・・」っていうものなんだけど、国松が何者なの
かも、国松って人のこの事件との関りがどう報道されているのかもよく分からない。聞いてなかっただけで、国松が犯人
で自害したとかいう新聞の見出しだったのかも・・・?)

百合が秩父で向かった先は、少年が逃げ込んだと思われる山小屋だったが、百合が到着した際はすでに山小屋が半壊し
廃墟のような、瓦礫(壊れた木材)の山のような状態になっているのがここでは謎。

そこに多分ジェシーたちが大勢の部下たちを引き連れてやってくる。マフィア感のあったジェシーたちは陸軍の兵士たち
だってことが判明。

存在を悟られないよう、山小屋を後にする百合。

帰りの汽車の中、百合はカンカン帽の男たちに追われ拘束されそうになっている少年(細見慎太)に遭遇し、成り行き上
彼を助けることに。

そうして行きがかり上、汽車から飛び降りた百合と少年の逃亡劇が幕を開ける。



まー、こっから(正確には汽車の中)から、ネット上で酷評されてたレビューの感想の一つ、綾瀬はるかのプロモーション
ビデオって言われる彼女の独壇場のアクションシーンが矢継ぎ早に展開される訳ですが、単純にキャスティング見て
観に来た世の女性たちは、このストーリーが良く分からないまま逃亡劇の中で繰り広げらるアクションシーンの連発に
くじけちゃうのかも・・・?。

中国ドラマで逃亡&アクションシーン見慣れている自分からしたら特にそこはフツウ(笑)。

この少年との逃亡中、百合は慎太がなぜ陸軍に追われているのかが気になって訪ねると、慎太はお腹に巻いた書類と共に
父親に「玉の井の小曾根百合って人を訪ねろ」と言われたことを話す。

自分と関りのないはずの細見欣也がなぜ自分に息子を預けようとするのか・・・謎が深まっていく。

◇◇

長引きそうなので、疲れたので一旦ここまで。

(②に続く。)

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4 コメント

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Unknown (たたら)
2023-10-01 11:28:41
お邪魔します(*- -)(*_ _)ペコリ
本格的にアクションができる女優さんて綾瀬はるかさんと清野菜名さんくらいだと思います。
綾瀬さんは、NHKの『精霊の守り人』の槍づかいを見てから凄く好きです。
男性がアクションをバシバシ決めていたら、その俳優さんのプロモーションとは言われない気がします。
『るろうに剣心』を見て佐藤健のプロモーションなんて言う人いないと思うので。
返信する
>たたらさん (miso)
2023-10-01 13:58:59
コメントありがとうございます。

>男性がアクションをバシバシ決めていたら、その俳優さんのプロモーションとは言われない気がします。
確かに。
でも、公開時期的にキングダム側からの攻撃的策略レビューのような気も・・・。

>『るろうに剣心』を見て佐藤健のプロモーションなんて言う人いないと思うので。
『るろうに剣心』は、そう言われない映画にするために、事務所側かなんかの意図なのか、
大河ドラマ「龍馬伝」で同じ事務所の福山のバーターとして佐藤健を入れて
そこで剣術を習得させて制作側を納得させたうえでの作られたっていう話もありますよねー。
(NHKは、お金をかけてそういった剣術指導とかやってくれるっていう噂。ほんとかは分かりませんが。)
返信する
Unknown (あき)
2024-02-16 15:26:00
U-NEXTでレンタルして観ました。
ストーリーに中々入り込めず、様々な感想を検索中に立ち寄らせて頂きました。

綾瀬さんのプロモーションと言われる所以は、男女差別ではないかの様なコメントもありますが、それは逆に序盤、綾瀬さんのアクションくらいしか見どころがないと言えるのかと。

ストーリーがイマイチで、これならばハリウッド映画よろしく、勧善懲悪ダークヒーローを綾瀬さん主演で作った方が潔くも目的がはっきりしたかと思いました。

下手に複雑にしようとしたが為に結局どの様にもなれず、、と。

るろうに剣心においては、そもそも原作がコミックと言う事もあり、筋が立てやすかったか、プロデューサーの感性が良かったのか、原作者とのすり合わせが上手くて助言を沢山もらえてたとか、単純に綾瀬さんと佐藤さんの比較ではないかと感じます。

加えて、ラストの表現も何とも言えず、もし続編を意識してるのなら、もっとダラダラしてしまうだろうし、そうでないのなら突然すぎる(今後は組織に狙われ続けるだろう伏線があれば、、)。

このあたりが評価の低さなのではないかと思いました。

あ、あるいはわたしの様に予告で綾瀬さんがカッコよく期待値が高かった為、その反動と言うケースもあるかもしれません。

一言で言うと、消化不良でしたね。
返信する
>あきさん (miso)
2024-02-17 23:51:59
続き書こうと思っててなかなか書けていなかった記事ですが、コメントありがとうございます。

>ストーリーがイマイチで、
原作読んでないのでなんとも言えないですが、映画にする際にかなり端折った部分があって
それでなかなか伝わりづらくなっちゃったのかなーと思いました。

私的には、面白そう⇒酷評見て期待薄、からの視聴だったからか
意外と面白く感じました。

U-NEXTで今レンタル中なんですね。
続編の感想書きたくなったので、もっかい見たてみます。

>ラストの表現も何とも言えず、
そこはほんと、同感ですね。

ありがとうございます。
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