2012年台湾
◆おススメ度
★★☆☆☆
◆キャスト
・ロイ・チウ
・メーガン・ライ
・チャオ・ジュンヤー
・ティア・リー
・パフ・クオ
「恋にオチて!俺×オレ」のヒロインティア・リーと「王子様をオトせ!」のヒロインパフ・クオが出てます。
なんかこれだけで、アーロンを取り合うドロドロ妄想が勃発してコワい。(まー、実際このドラマにはアーロン出てないんですけどねー。)
ティア・リーは、「恋にオチて!俺×オレ」よりちょい可愛く見える。
逆にパフ・クオは「王子様をオトせ!」よりちょいブス。(悪女メイクがすごく・・・。個人的には「恋するおひとり様」の時が一番かわいいかも。)
ちなみに、今回のヒロインのメーガン・ライのお母さん役の人は、「王子様をオトせ!」では、パフ・クオのお母さんをやってる人と同じっぽい。
でも、2作品ともこっちのドラマよりちょっとだけ新しい作品みたいです。
この作品のヒロインメーガン・ライは、ぱっと見、芦名星(どっちかっていうとヒロインのライバル的な役が多くて笑顔が思い出せないけど好きな女優さんでした。)
にちょっと似てる綺麗な女優さんです。でも、笑い顔は足立梨花にも似ていて、角度によっては山田裕貴にも似ていて、ちょっと泣いて気を抜くと表情によっては
トムブラウンの布川を連想させる・・・。
あ、あと専務役で「王子様の条件」でチュマンのマネージャーで友人役だったナー・ウェイシュンが出てました。
◆感想・あらすじ
お話的にはよくある、才能、地位、財産のある男と、平凡な女性とのラブストーリー。
第一印象最悪な出会いをした主人公ガオ・チョンクァンとルオ・スーイーの二人が、その後運命のように偶然の遭遇を繰り返し、チョンクァンがスーイーの働く会社へ
出向となり、副社長に就任することで、二人の距離がぐっと縮んで行き、いつしか恋仲になっていく。
しかし、チョンクァンには父親が亡くなった後に母親と自分を支援してくれた社長の娘、ビビアンという婚約者がいた。
男手一つで甘やかされて育ったビビアンは、自分第一のわがままでヒステリックな女。自分の都合でチョンクァンを呼び出しては、父親の運転手であったチョンクァン
など、自分がいなければ何も残らない男のくせにと、常に上から目線。
一方、6年前にルオ・スーイーをだまして捨てた元恋人のタン・イーズンがLEDの開発分野でアメリカで成功を収め帰ってくる。何も知らず、会社の開発部門にタン・イーズン
をスカウトしようとするチョンクァン。
イーズンは、未だに心の傷を引きずったルオ・スーイーに謝罪し、もう一度やり直そうと求婚する。
愛のない婚約を解消して、ルオ・スーイーと共に生きようとするチョンクァンと、父親や権力にかしずく社員を使って阻止しようとするビビアン。
色々な人の思惑が絡み合い、翻弄されながら最終的に自分の幸せ、愛する人の幸せとは何かとスーイー、そしてビビアンの出した結論は・・・。
王子様設定の男と、平凡女性のラブストーリーは、日本の少女マンガ原作が多かった台湾ドラマではありがちな設定な気がする。
そして、恩義のある人から突き付けられる娘と結婚しろという難題。しかもその娘が事故で失明したっていう嘘。(「私のキライな翻訳官」にもちょっと似てるかも。)
ティア・リーちゃん、他人事のように心配してるけど、これ、「恋にオチて!俺×オレ」であなたも似たような経験しますよ、っていう・・・。
台湾ドラマってやっぱ、「人として正しいの道は?」っていうちょっと説教クサイ部分があって、ヒロインがこれでいいのか、ってうだうだ悩んでなかなか話が進まないところが
ちょっとイライラします。
まぁでも、このドラマはチョンクァンがルオ・スーイーを好きだっていう気持ちに気付いて素直に行動に移すのが思ったより早かったのがよかった。
あと、メインの主人公たちだけでなく、親友同士もカップルになっていくっていう設定も嫌いじゃない。
とりあえず、スーイーの同僚で、何かとスーイーを陥れようとしてくるティンユエンがこのドラマで一番やな人だった。
最終的にこの人がどうなったのかがちょっと気になった。
というか、ビビアンもティンユエンも、けっこうルオ・スーイーに犯罪まがいの嫌がらせをしてるのに、それがあまり咎められないとこも、ヒロインが優しすぎて糾弾しないとこも
ちょっとイライラ。。。
あと、ルオ・スーイーを好きなことと関係なく、ビビアン自身に問題があって結婚したくないこと、自分が今の地位を築き上げたのはビビアンの父親である江(ジャン)社長の力
だけではなく、チョンクァン自身の努力と能力あってのことでもあるし、自分を縛り付けるジャン社長から離れたい、っていうことをもっとはっきり言って欲しかったなー。
それからチョンクァンの母親が、今までにいなかったタイプ。
人当たりがよく、めっちゃ優しい母親なんだけど、ビビアン支持っていう、なんか、真綿で締め付けてくるような絶妙な役どころでした。
タイトルだけ聞くと、破天荒なヒロインをイメージしてしまうけど、最終的には可憐で優しい、って表現がしっくりくるような女性でした。
あとはー、エンディングが、本編とは別のショートストーリー形式になってるのがちょっと珍しいなと思いました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます