2009年 テレビ東京
◆おすすめ度
★★☆☆☆
◆キャスト
源さん:遠藤憲一
冴子(椿屋女将):伊藤裕子
山岸トモヨ(元ストリッパー):池谷のぶえ
カトリーヌ山岸(トモヨ変身後):小室りりか
スナック花子のママ:松田美由紀
捨吉(椿屋番頭):でんでん
◆概要紹介・感想
2009年にテレビ東京でやってたドラマです。遠藤憲一の出世作(多分。「白い春」の方かもしれないけど・・・。)
初回放送時は見てなかったけど、どっかの職場で当時の同僚にこの原作マンガを勧められて(こんなオヤジマンガ読まねーよ)って
思いつつ付き合いで読んでみたら意外と面白くて、その後ドラマの再放送を何話か見てたもの。
どっかで配信してないかなーって探してたんだけど、今週火曜日からようやくBSのファミリー劇場で放送されるようになったので
観てます。
ストーリーのベースは、東京でずっと殺し屋をやってた男(遠藤憲一)が完全にその稼業から足を洗って一切の素性を隠し、源さん
という名で東京から離れた山里にある温泉旅館で働き始めるというお話。
そこで、人間の業や無常といったものを目の当たりにして日々を暮らす。
1話1話が短くて、ストーリーが複雑じゃないので頭使わずに楽しめるところがよいところです。テレ東の深夜ドラマはみんなそんな
感じかも知れないけど。
なんか、教訓じみたものがない笑うせえるすまんみたいな?
山奥の温泉旅館椿屋は、どこにあるっていうのは伏せられていてはっきりした地名は出てこないんだけど、東京からそこまで遠くも
ない海なし県、車で1時間だったか2時間で海に行ける、っていう立地から群馬の奥にある温泉旅館かなっていう見当がつく感じ。
ひなびた温泉旅館で日夜繰り広げられる、今は廃れたものも多い(?)古くからの日本の温泉旅館の風習というか文化というか俗っ
ぽい習慣というか、なんかそういうのも興味深いし、ただただ源さんがそういった温泉旅館を取り囲む人々の生活や生態に触れて
驚き、何かを悟っていくようないかないような、深いようで薄いような人生経験を積んでいくサマが面白い。
なんとなく、このドラマ以前は遠藤憲一って田中哲司 、神保悟志と3人セットもしくはキャラ被りみたいなイメージがあったけど
このドラマ以降は頭一つ抜けた感じの遠藤憲一の出世作って感じがしてます。初主演作じゃないかなー。
それ以外では、「白い春」(大橋のぞみが一番かわいい時期に出演してたドラマ)っていうドラマが2番手で最高かなと思ったら、
ちょうど同じ時期に放送されてたっぽい。
ちなみに「白い春」の方は、阿部寛が主演で阿部寛が元ヤクザ、遠藤憲一は阿部寛の実の娘(大橋のぞみ)を引き取って自分の娘
として育てている完全なる堅気のパン屋の役でした。
この辺から遠藤憲一がフィーチャーされてきて、バラエティ出演も増えていった気がするよねー。
私はけっこう好きなドラマですが、そんなに内容のないドラマなので、そこまでおススメでもないです(笑)。