2016年 中国
◆おススメ度
★★★★☆
◆キャスト
リー・フイジェン:ディリラバ
バイ・ハオユー:ション・イールン
リン・イームー:チャン・ビンビン
シャ・チャオ:シエラ・リー
リン・ハオ:ローレンス・ワン
ハン・シュエ:ワン・イーフェイ
リン・フーション:ソン・ウェンズオ
◆感想
初恋相手で、太っちょだった幼馴染が、大人になって会いに来るが、当時の面影からは想像できないイケメンに成長していて、冴えない
自分の現状と見た目に気後れして、美人でスタイリッシュな親友に身代わりをお願いしてしまう。
しかし、新しい職場でイケメン幼馴染に再会してしまい、かつ、幼馴染が自分に全く気付かないどころか冷徹でコワい上司に変貌していて、
そこからまわりの人を巻き込みながら展開していくラブコメディ、って感じのお話です。
「彼女はキレイだった」の日本リメイク版が放送されて、それ見たらちょっと違和感があってオリジナルの韓国版を視聴したんですが、
先に見た中国版から順番に感想書いていこうかと。
「僕が見つけたシンデレラ」
「千年のシンデレラ」
「シンデレラはオンライン中!」
「お昼12時のシンデレラ」
って、シンデレラって名の付くドラマに外れなし、ってことで、シンデレラ検索して行きついたドラマ。
(何でもかんでも邦題に"シンデレラ"ってつければいいってもんじゃないだろ、とは思いますが、私みたいにそれで検索しちゃう人も
いるので、実は正解なのかなと。)
このドラマにオリジナルがあったっていうのを後で知ったので、私にとってはこっちがオリジナルみたいなものです。
まず、このドラマがディリラバちゃんとの初対面で、めっちゃ好きになっちゃいました。
韓国版と比較すると、ヒロインのテンションが少々低いですが、このドラマなりにオリジナリティを出していてそれはそれで自然かなと。
序盤、フイジュンはダサくてイケてない、どっちかっていうとブスだと思われているって設定ですが、ちょっとメイクでは隠しきれない
ポテンシャルの高さがはみ出ちゃってます。けど、そこを演技力でカバーしてるディリラバがすごいなと。
自分に自信のない女の子を表現するために発声の仕方とか変えてたり、いつも半開きにしてるような口元とかね。
あとねー、なんといってもイームー役のチャン・ビンビン。
「あ、「シンデレラはオンライン中!」に出てたKOの人だ。」って思って見てたら、このドラマで好感度爆上がり!
(まー、世間一般的にもそうだったみたいですが。)
寡黙で無表情なKOから、急に180度方向転換した感じのイームーとのギャップ。こんな明るくてナンパなフリをしつつ、ちょっと謎のある
役もできちゃう人だったの?って感じで。
そして色んな人たちの気持ちを敏感にくみ取っての裏での細やかなフォロー。ヒロインを本人にはそこまで悟られないようにしながら
献身的に支えつつ、報われない感じっていうこの役自体があたりだったとは思うんだけど。
一気に好きになっちゃいました。
(まー、こっから「花不棄」にたどり着くまでのチャン・ビンビンの切ない片想いシリーズが始まっちゃうわけですが・・・。)
バイ・ハオユーにつては、中国版では子供の頃にあだ名があったっていう設定。多分、中国語で「太っちょ」とかそういう意味の言葉を
言ってるような気がするんですが(パンユーって言ってんのかな)それを日本語の訳で"ハオブー"って訳してるとこがすごいというか、
ちょうど分かりやすい感じになってていいなと。
ション・イールンも、このドラマで初めて見ましたが、うーん、確かに顔はイケメンでシュッとしてるんだけど、線が細すぎるなと。
後から見た「太子妃 狂想曲<ラプソディ>」の皇帝役とかもそうだけど、上に立つ人役やるにはちょっとオーラっていうのかなー、威厳?
というか、なにかが足りなくて、不安感が残ると言うかなんというか。
なんなんだろう。ヤン・ヤンと比べるとちょっと弱々しく感じちゃうんだよねー。
年齢ほぼ一緒で、身長は二人とも180cm、体重はション・イールンの方が少しあるみたいなんだけどね。(まぁ、このドラマの時はどうだった
のか正確には分かりませんが)
目力が足りないのかな?
そんなわけで、気持ちの思い入れがイームーに寄っちゃいました。
(だからと言って、イームーとヒロインがくっついて欲しいっては思わないんだけども。)
ヒロインの親友、チャオ役のシエラ・リー。「私のキライな翻訳官」でもヤン・ミーとルームシェアしてる役なんですが、このドラマでは
ちょっと切ない役。きっかけはヒロインに身代わりをお願いされたせいなのに、ちょっと途中、ヒロインを裏切るような行動をとってしまう
ためにやや悪役に見えちゃうよね。
でも、けっこう好きな女優さんです。
それからねー、なんといっても御曹司狙いのハン・シュエ役のワン・イーフェイ。なかなかイラつく顔をしていて印象に残りますよね。
このドラマの時は、なんか嫌いな顔のタイプの女優さんて感じでしたが、(まーやな先輩役なんだけど)「霜花の姫」での穂禾(すいか)は
ほんとめっちゃムカつく悪女で、ハマり役でした。
彼女はこのまま悪女の地位を確立していくのか、彼女の行く末を見守っていきたいところではあります。
あとは、意外なキーパーソン役だった編集者の一人を演じているローレンス・ワン。
「永遠の桃花」を見てた時に、司命星君みて、絶対どっかで見た人なんだけど、誰だっけー、って思ってたらこの方でした。
なかなか面白いバイプレイヤーさんな感じです。
(あ、気づいたら「永遠の桃花」と3人もキャストが被ってましたね。)
韓国版も視聴しましたが、中国版の方が全体的になんとなく落ち着いてる雰囲気で、私的にはこっちの方が好きです。
ただ、話数が長すぎるのがね、ちょっと微妙です。