釜山より愛をこめて ~From Busan with LOVE~ 

釜山での珍生活の日々・韓国についてをつづります。
日本・韓国両国の友人たちに愛をこめて♪

板門店 バンムンジョム DMZ 

2013年05月27日 | 京幾道 観光

このところ北朝鮮のいろいろな問題が日本のマスメディアを騒がしている。
朝鮮が北と南とに分かれて、およそ50年。
もともと同一民族の同一国家であったのに、政治的理由で分断されてしまい、
現在はまったく違う国家として成立している。

ご存じのように、韓国と北朝鮮は“休戦中”なのである。
そのため、韓国人男性は懲役が義務づけられている。
街を歩いていると、若い男性が迷彩色の軍服を着たまま、街を歩いていたり
彼女とデートしていたりという姿をよく見かける。
毎日の生活の中では「休戦中」であることをほとんど感じないが、
軍服姿の若者を見かけると、まだ戦争が解決していないことを思い出す。

軍服姿を見かけると戦争中であることを思い出すのだけれど、普段の生活は至って平和。
すでに戦争は解決したのではないかという錯覚さえおこす。

しかし、38度線、DMZと呼ばれる非武装中立地帯に行くと、
イヤでも戦争や平和のことについてを考えさせられる。

在住時代の3年間に、3度も非武装地帯に行った私。
そのため、現在では、記憶がいつのことだったのか、すでに曖昧になっているけれど。。。

2007年2月

仲よくしていたUさんの帰国が決定した。
在住期間の長いUさんだけれど、仕事ベースで出かけることはあっても、
観光したことのないところがある。
在住しているうちにぜひ行ってみたい!ということで、板門店に行くことになった。

北と南の分断線は軍事分界線、または休戦ラインと呼ばれ、その両側2kmが非武装地帯となっている。
これがDMZ(非武装中立地帯)で南北の交渉の場としてDMZ内の板門店(バンムンジョン)に会談場が
儲けられ、その周囲を南北共同で警備に当たることに決められた。

この板門店見学は一般の韓国人は参加できず、外国人観光客の特権なのだ。
しかし、個人訪問は不可でツアーに参加することになる。
そのため事前に予約が必要である。
また、服装は履き物に規定がある。また写真撮影も制限があるのだ。

さて、Uさん、Kちゃん、私の3人は早朝のKTXに乗って釜山を出発。
集合場所のロッテホテルに向かい、バスに乗り込む。

約1時間、ソウルから北西にむかう。
ソウル市内を抜けると、川が見えてくるのだけれど、その川沿いを見ると、
なんど、鉄条網が張られている。


車中で見学の行程や見学時の注意、など細かいことが伝えられる。

まず到着したのは「帰らざる橋」





みんなの願いが書き込まれた旗や横断幕が所狭しと飾られている。
ここが南の限界だ。

周りは散歩ができたり、ちょっとした遊園地もある。


これが本当なら北に続くはずなのだ。

おみやげグッズもある。

こちらは黄色のハンカチで覆われた松の木。

黄色のハンカチは1000枚付けられている。拉致被害者の早期解決をねがうものらしい。




こんなに古い機関車も展示されていたよ。

この展望台は韓国人も来ることができるところだ。
遊園地みたいなのは、家族で遊びに来ながら、停戦の問題を知って欲しいということからだと聞いたことがある。
日本とは考え方が違うなあ~。

さて、このあとはいよいよ板門店に行くことに。

    
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