７ 手に汗握るタクシー／カンは当たるのよねえ～

さて、このブログを丁寧に読んでくださっている読者の方は
そろそろ何かヘンだと感じてるでしょ？

前の回のタイトルが「波乱の予感　的中！　その１」
だったことを覚えてる？
“その１”ってことは“その２”があるのね？
と予想した方はすばらしい洞察力です

さて、“その２”は何があったのでしょうか？

ヒントを出すと
今回の“強欲な旅”の旅行記は、
今までの“ミチゲッタ”や“てんこ盛り”の旅行記とはちょっと違うんだな～
気が付いた？

え？わからない？

家から出発して空港でのこと、
それから釜山に到着というコースをずっと記録していることは同じなんだけれど
読んでて「おかしいなあ～」と思ったことがありませんか？
そろそろ分かったかな？

じらさず書いちゃえーーーって？
じゃあ、発表しちゃいましょう
おかしいのは
　　　　

 

 

 

 

 

 

 

いつも、やたらめったら
貼り付けてある写真が
ここまで１枚もないってこと。

 

 

 

そういえば、
見たくもない空港の様子だとか機内食だとか窓から見える風景だとか
釜山以外の写真がいつも貼り付けてあるのに今回はないなあ～
と思ったあなた。大正解

画像の処理が面倒だったから省略しただろうって？

違うんだなあ～

そういえば新しいカメラにしたと言っていたから
使い方を間違えて撮影できてなかった削除しちゃったのか？

それも間違い


正解はズバリ

 

 

 

 

 

 

 

カメラをなくしてしまったのだ～～

空港に着くまではあったのよ。
飛行機の中で空席が目立つのも撮影したし、
非常時の酸素マスクなんかの使い方の説明が、ビデオじゃなくて
キャビンアテンダントのお姉さんが実演！
というイマドキ珍しい方法だったのでこっそり撮影したし
機内食がおにぎり＆アラレだったのも写真に撮ったし
と、絶対、飛行機の中まではカメラがあった。

いつもはいつでも撮影できるようにポケットに入れることの多いカメラなんだけれど
この日来ていたコートは滑りやすい生地のもの。ポケットに入れる時に落とすかもと
カバンにくっつけたカメラケースに入れてイミグレを通ったのは間違いないのだ。
で、この時に、なぜかケースのファスナーが開いて中のカメラが落ちるなんてないよなあ～
と漠然と思ったのだった。

そのあと、リムジンバスに乗るのをあきらめタクシーに乗ったのね。
いつもなら○○タクシーって会社の名前をきちんと見るのだけど、
なぜかこの日に限って、ついうかうかと乗ってしまっただった。

で、タクシーのキサニンに行き先を言って、出発したまではよかったのだけれど、
時間的に退勤時間も重なり、空港からの道は１本道だし大渋滞
なかなか進まない。
こんな時、いつもなら韓国語の練習を兼ねて、キサニンといろいろ話すんだけれど
このキサニン、ちょっと年配でどうもそういうノリがなさそう

ま、それならそれで静かでいいか～と思ってしばらく乗っていた。
渋滞が続き、ホントに進まない。

このままでは、Ｌ先生との待ち合わせ時間に遅れることになるなあ～とか、
タクシーのメーターが「馬」でなく「風車」のマークが付いていて
走るとその風車が回るようになっていて、初めて見たぞ～とか、
このままだと料金がかなりかかるなあ～とか
いろいろ思いながら乗っていると

タクシーキサニンがあくびをし始めた
をいをい！
渋滞で動かないから退屈なんだろうと思ってみていたら
そのあくび、立て続けに出る。

え？キサニン。かなり眠い？
居眠り運転されちゃかなわん
と、緊張する。

そのうちキサニンはボックスをごそごそし出して飴を食べ始めた。
飴が食べたいとかいうよりは、明らかに眠気を押さえている感じだ。
水もとりだしてやたら飲み始める。
ええ～～～っ！
これは絶対眠いんだ～～。
どーする？
ちょっとでも居眠りした感じなら、後ろから、叩いてでも起こすか？
それとも、ここで下ろしてもらおうか？
と、言っても、市街ならそこで降りて違うタクシーということもできるけれど
バイパスではタクシーを降りるに降りられず、たとえ、むりむり降りたとしても
交通量が多くて危険だし、次のタクシーが拾えるなんてない。

と、車の渋滞がとぎれて、前があいた瞬間、キサニン
ものすごいスピードで走り出す
ぎゃ～～～
怖いよ～～。そんなにスピードあげても結局、前がつまっているから
また渋滞になるって！

ホント、手に汗をかきながら持っていたカバンを握りしめ、
いつキサニンを叩くことになるのか、
なんか言った方がいいのか、降りるべきか迷いながら車に乗っていた。
ぶっ飛ばしたことで、とりあえず、あくびの連発はなくなったのだけれど、
ノロノロ運転が続いているので、また、眠気がやってくるかもしれない。

そうだ！カバンの中にミンティアがあったはず。
それを食べさせようか？
と、前の様子を凝視しながら、カバンを探る。
でも、ミンティアが見つからない。

どうしようか～
と思っているうちに、何とか市街地に出た。
そのため、渋滞も緩和され、まずまず普通の通行ができるようになった。
このあたりでキサニンの眠気もなんとか落ち着いたようで
「このあたりはね…」なんて話だした。

そうこうするうちにホテルに到着。
料金は２３０００₩くらい。やっぱりかなり高く付いた。
１時間くらい乗っていたものね。

と、荷物を下ろしてもらい、チェックインしたところでＬ先生から電話がかかってきた。
“これからホテルに迎えに行くから、すぐにロビーまで降りてきて～”
というので、
とりあえず部屋にトランクを入れ、手持ちのカバンからパスポートを出し…

あれ？
カメラがないっ！
ケースはカバンに付いているのだけれど、
カメラ本体だけがない！

まだ、トランク内の荷物をほどいていないので、まぎれこんだとは考えられない。
カバンを置いたときに転がり落ちたか？と部屋の中を探したけれどない！
どこで？いつ？
カメラケースのファスナーがあいていたということは、タクシーの中で落とした？

イミグレ通過の時に感じたイヤな予感があたった～～？

すぐにやってきたＬ先生に
開口一番
「カメラなくした～～っ！」というと
チングのＯさん共々、
どこで？いつ？と聞いてくれるが
キサニンの名前はもちろん、タクシー会社の名前すら覚えてないのでは手がかりなし
ひょっとしたら飛行機の中ってことはないか？
とＫＡＬにも電話してくれ、落とし物はなかったか？と聞いてくれた。
そして、金海空港にも落とし物でなかったかと問い合わせてくれたのだった。

が！
みんな知っている。
落とした物は、拾った人が正直な人で親切なら戻ってくるけれど
あきらめた方がいいってことを

タクシーキサニンがカメラの存在に気が付けば
そして、どうもあの日本人の物だろうと考えれば
ホテルまで届けてくれる可能性はある。

タクシー会社やキサニンの名前が分かれば、情報を求めることはできる。

でも、キサニンでなく、次のお客さんが見つけて
そのまま持っていってしまえば見つかることはないし
会社もキサニンの名前もわからないのは手がかりがない。

あ～～～
買ったばかりで、まだ２回くらいしか撮影してないのよ～～
ＷｉＦｉ付きなのよ～～～っ！
結構高かったのよ～～っ！
カメラ本体もだけれど、撮影した画像が惜しいーーーー


そして
どーーーーーする　今回の旅の記録。
スマホがあると言えばあるけれど、、、

あ～～～
波乱の予感は的中したのだった。

そうです。
わたくし、昔からミョーに予感があたること多いんです
そして、この日はネームタグとカメラの２つを無くしたのです。
おみくじを引いてないけれど
きっと
「失い物みつからず」と書かれてただろうなあ～
タクシーキサニンが悪いんではないですよ。
すべて私の不注意です

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