明治時代ー11
(明治・大正・昭和)
上田 敏(うえだ びん)
1874年(明治7年)~1916年(大正5年) 詩人、翻訳家。
1905年(明治38年)刊行された訳詩集『海潮音』で知られ、日本にベルギー文学やプロヴァンス文学、象徴派や高踏派の詩を紹介した。 『海潮音』に収められたドイツの詩人カール・ブッセの詩(上田敏:翻訳)『山のあなた』より
山のあなたの空遠く 幸(さいはひ)住むと人のいふ
噫(ああ)、われひとゝ 尋(と)めゆきて、涙さしぐみかへりきぬ
山のあなたになほ遠く 幸(さいはひ)住むと人のいふ
※これはあまりにも有名ですね。好きな詩です。
若山牧水(わかやま ぼくすい)
1885年(明治18年)~1928年(昭和3年)
宮崎県の医師の長男として生まれる。近代的悲哀をたたえた歌が多い。
代表作
白鳥(しらとり)は哀しからずや空の青 海のあおにもそまずただよふ
幾山河越えさり行かば寂しさの終(は)てなむ国ぞ今日も旅ゆく
北原白秋 (きたはら はくしゅう)
明治18年(1885年)~昭和17年(1942年) 福岡県出身
明治から昭和を通しての代表的詩人。近代史に新風を打ち立て、短歌。民謡。動揺。俳句など、日本の各分野に画期的な功績を残した。詩集に「邪宗門」「想い出」「桐の花」などがある。山田耕作とのコンビによる多くの童謡は広く愛唱されている。
ゆりかごのうた・この道・あめふり・待ちぼうけ
あわて床屋・ペチカ・からたちの花
今日も見ていただいて有難うございました。
では又~~