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りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

立てばシャクヤク座ればボタン

2019年05月15日 | リタイア日記
昔から"立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花"などと
きれいな女性を表現するのに使われてきた芍薬です。
この花は初夏、つまり、今頃、桜やつつじが終わる
のを待っていたかのように美しく咲きます。

   
    芍薬や 一夜のうちに 生まれけり
つぼみのまま買ってきて花瓶に差しておいたものですが
昨夜はまだ固いつぼみのままだったのが、今朝見ると
ぱーっと花が開いていて驚きました。
かの俳人久保田万太郎も同じ思いを次のような俳句に託して
詠んでいます。おそらく自分と同じ心境だったものと
思われます。
    芍薬の ひと夜のつぼみ ほぐれけり



    芍薬の 王を凌いで 華やげり
歳時記によると牡丹が「花の王」であるのに対し芍薬は
「花の宰相」と呼ばれるとか。