りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

海とかもめ

2020年02月29日 | リタイア日記

海辺の町を歩いていると
かもめが防波堤の上に整列をしていた。
二列になるほどたくさんいた。
みな同じ方向を向いているのがおもしろい。
前でもうしろでもどちらを見ても海しか見えないはずなのに。
海辺の町では良く目にする光景である。

詩人の三好達治はかもめを自由を手にしたものと見た。
どこにでも好きなところへ飛んでゆけるからだろうか。
でも彼らは本当に自由なのだろうか。
現実はそうでもないようだ。
魚はいつでも取れるわけではないだろうし
魚はいつも海面近くを泳いでいるわけでもない。
海が荒れてどうにもならない時もあるだろうから。

  ついに自由は彼らのものだ
  朝やけを朝の歌とし
  夕やけを夕べの歌とす
  ついに自由は彼らのものだ
               三好達治

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新型肺炎の拡がり

2020年02月23日 | リタイア日記

昨日は公民館英語の日だった。
日本では今、新型肺炎の流行により各種イヴェント等の中止が発表されている。
我が英語サークルも小規模とはいえ人が集まってくることには変わりない。
場所も会議室という割と狭い空間を使うのである。
しかも英語の読み合わせをするので口を開けて声を出して発声する。
当然のことながらウイルスも(もしあればの話だが)空中に発散する。
私はこの教室の主催者なので、こうした催しを行うか否かについて決定
しなければならない責任がある。
しかし生徒の皆さんは休む人もほとんど無く、というより、こうした集まりを
楽しみにして集まっているように見受けられる。
肺炎のことなど眼中にないように皆大きな声を出して英語を喋ろうとしている
ようなのである。
ここで中止にでもなれば折角やる気になっている志をつぶしてしまうことに
なる。
そんなわけで当分は様子を見ながら続行することにしたのである。

今日はpneumonia(肺炎)、coronavirus(コロナウイルス)などの語彙の解説に加え
現在この病気が中国に始まって日本のみならず韓国、シンガポール、イランなど
にも広がっていることをお話する。
これを英語ではpandemic(世界的に流行の)という語彙で表現するのである。
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山頭火

2020年02月20日 | リタイア日記

種田山頭火というと放浪の俳諧師として知られる一風変わった人物である。
早稲田大学文学科を中退。生家が破産し、以後、修行僧の如き托鉢姿で各地
を放浪して歩く。
他人の家の前に立ち、施しのコメや金銭を受けて回って暮らしていたのである。

  笠へぽつりと椿だった  山頭火
この句は山頭火が托鉢行脚姿で歩いているときに、上からぽつりと椿が落ちて
きて、かぶっている笠の上に落ちたのであろう。目の前には椿が咲いており
地面には落ち椿が散らばっている。
托鉢姿でなければ体験できないシチュエーションである。
俳句というより自由律詩とよぶべきかもしれない。
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菜の花や

2020年02月14日 | リタイア日記

この数日、暖かい日が続いている。
きのうなども三月頃の陽気だった。
我が県は中国武漢市からチャーター機の第一便で
帰国した人たちを受け入れていた。
政府からの要請でホテルに二週間近く滞在して
検査を受けていたのだが、検査結果が良好で
昨日ようやく全員がホテルをチェック・アウトした。
市民の温かい応援メッセージに多くの人が元気づけ
られたし、報道でそのことを知った私たちも元気を
もらった。
全員が無事に帰宅できることをお祈りしたい。
折から、畑には菜の花が満開である。
明るく咲く菜の花を見て暗くて長くつらい体験から
元気に立ち上がっていただきたいものである。

  菜の花や 月は東に 日は西に
              蕪村

  家いえや 菜の花色の 燈をともし
              木下夕爾 
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世間話で出る話題

2020年02月09日 | リタイア日記

土曜日の公民館英語で出た話題は季節柄風邪の話と
今、社会を騒がせている新型肺炎に集中した。
出席者のなかで風邪を引いて鼻をぐずぐずさせている
人や時々せき込む人がいたが、二人とも肺炎ではない
からと強調するように言っていた。
そこから新型コロナウイルスによる肺炎の
話へと入っていったのである。
チャーター機の第一便で帰国した191名の
人たちが宿泊する三日月ホテルは知っている、
行ったことがあるという人が多かった。
私もだいぶ前に妻と旅行に行って二泊した
ことがあるホテルでもある。
今ホテルに滞在している人は普通の旅行客とは違う。
大浴場にも行けないし食事も差し入れられた
ものを客室内で食べなければならない。
また、対応のまずさについても指摘する人が
いた。
到着後すぐに検査を拒否して帰らせてしまった
人が二人いたことである。これはホテルの責任
ではない。国の検疫体制の問題であろうか。
さらに、個室が足りず相部屋になった人もいて
感染者を出してしまったという失態があった。
ホテルの話のあと、クルーズ船の話になったが
長くなるので別の機会に譲る。
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