六月も残り三日となった。
先日の公民館英語で出た六月にふさわしい話題を一つ。
ここの英語では時事英語及びその時期、季節にふさわしい話題を
取り上げて話すことにしている。
その日のトピックはジューン・ブライド(六月の花嫁)である。
最初にスペルを書き、そのあとに語句の由来と意味を説明する。
欧米、特にヨーロッパでは六月はさわやかで気持ちの良い季節とされている。
だからこの時期に結婚する花嫁は幸福になれると言われている。
今までの経験で、花嫁だの結婚式だのといったことに関しては男性より女性
の方が関心も深いし良く知っていると思っている。
そこで、ジューンブライドの意味は言わないで、どれだけの人がこの言葉を
知っているのか試してみようと思った。
そこで少し演出をして、「六月に結婚すると~」とまで言ったところで止めて
黙っていると、とみんなが口をそろえて「しあわせにな~る」と答えたのである。
私「ぴんぽ~ん」と言う。(笑)
しばらくしてOさんが「私は幸せになれなかったなぁ」とおどけた口調で言う。
続けて「十月だったけど」と言ったので皆が笑う。
また、Nさんは「娘が六月に結婚しましたが、シーズンオフで費用が安かったから」
というと再び笑いが沸き起こった。
欧州から日本に渡ってきたジューンブライドという言葉は入梅の季節なので
式場が空いているという事情などと無関係に言葉だけが広まったようである。