マーリーという名の犬 ジェニファー・アニストン
この映画がテレビで放映されるのは何度目だろうか。
少なくても二回は見ている。
原題名はマーリーだが「世界一のおバカな犬が教えてくれたこと」
という邦題がついている。
新婚の夫婦ジョンとジェニーに子供が生まれることがわかり
子育ての予行演習に犬を飼うことになった。そんなの練習になるのか?
飼うことにしたのはラブラドール・レトリバーだ。すぐに大きくなる。
これが大変な暴れん坊の犬で、おまけに何でも食べたがるから羽根布団を
かじったり床をかじったりと、家じゅうが大混乱になる。
元気がよかった犬もやがて衰えて階段を上るのもやっとに。そして死後が
近づいてきたのを自ら悟り、家を出て死に場所をさがして雨の中を
とぼとぼと歩いてゆく。そして最後は静かに体を横たえて亡くなってゆく。
この場面を横で一緒に見ていた妻が「かわいそ~」とひとこと言って席を
たっていった。いたたまれなくなったようだった。
自分も目に熱い物がこみあげてきて、映画はエンデイングに。
最初に子犬を家に連れてきたとき、どうしてちゃんとしつけをしなかった
んだろうか?
悪いのは犬じゃない。人間の方だ。
犬派の僕は弁護する。