音響技術者・及川 公生氏「音響・録音とSRの実際」より
音響技術者は、「ミュージシャンが何を要求しているか」を的確に判断して対応できるように、
日頃から音楽を聴き、耳を養って、そして音楽を良く理解していなければならないのである。
音響技術者が陥りやすいこと・・・それは、各楽器の音質にコダワリ、ケーブルの選択、
マイクロホンの選択、と伝送系のハイ・クォリティーなどに気を使って、物理的な音質をばかりを強調することである。
私の長い経験では、これを評価されたことは一度もなかった。
ミュージシャンから「自分も音楽に参加しているのだから、自分のサウンドを創れ」とよくいわれる。
音響技術者は、音楽をやっているのだということを自覚をすべきである・・・再確認する自分であります!