作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

紙鉄砲づくり

2021-05-07 13:02:50 | 作って遊ぼう教室
 朝ドラ「おちょやん」令和3年の5月4日(火)の「おとうちゃんはおひとよし」第一回放送で、風船が弾けた!ボタンが飛んだ!の爆裂効果音として紙鉄砲が使われていました。こんな使い方もあるんだな~と思ったところでした。この紙鉄砲は昔からあるものですから、ぜひお子さんお孫さんひ孫さんに教えてやってください。兜と同じように、海外の方に教えてやると大変喜ばれます。

 材料

 材料は、四角い紙で一方が長くなっているものです。(長方形)



 新聞やチラシ(広告紙)、雑誌やノートの1ページ、レポート用紙、コピー用紙など、身の回りにはいっぱいありますね。何といっても“爆裂音”を出しますので、紙には強い力が加わりますから、柔らかい紙より硬く強い紙が向いています。
 新聞紙の場合には、ほとんどの新聞紙は、2面つながりの見開きサイズですね。このままでは“大き過ぎて弱い”紙鉄砲になってしまいますので、1回折って1面サイズで作っていくのが良いと判断しました。つまり、二重にして折っていくということです。
 その他の紙は、A4からA2サイズで作ってみました。この程度が一番いいようです。
 これより大きかったり小さかったりするのも面白いかもしれません。チャレンジしてはいかがでしょうか。



 これが、作った紙鉄砲です。いずれも良く鳴って楽しかったです。

 それでは作っていきましょう。

 一方が長い四角い(長方形)紙を用意します。



 長い辺の方を“長辺”、短い辺の方を“短辺”とします。

 長辺同士を合せるように折って、中央の折り線を作ります。



 折った紙を元に戻すと、



 このように、中央に折り線ができます。

 四隅の角から短辺を、中央の折り線に合せるように折ります。



 左右が尖った形になりました。

 尖ったところ同士を合せるように折ります。



 このようになります。

 中央に折り目を作ります。上下に折って戻すと中央に折り目ができます。




 折り目のところから、上側を立てます。



 立てたところは袋状になっていますので、それを広げていきます。矢印は力を加えて広げる方向です。




 最後には、上から押さえて、平らにします。



 上の図のように、ひし形部分の上の角を下の角に合せるように折ります。〔三角の先端側から〕の図では、右の角から左の角に合せるように折ります。



 最後には、上から押さえて、平らにします。



 裏返して、先ほどと同じように、立てて、



 開いていきます。





 最後には、上から押さえて、平らにします。

 ひし形の下の角を上の角に合せるように折ると完成です。



 できましたか! 早速、鳴らしてみましょう。

 鳴らし方です。

 まずは手で握る場所です。



 紙鉄砲は、二等辺の直角三角形ですが、その鋭角部分2つをつまんで、厚いところと薄いところがありますが、薄い方が“握るところ”です。

 握り方です。



 親指と人差し指を曲げた部分でつまみます。大きな力を加わりますので、指先同士でつまむと飛んで行ってしまいます。紙鉄砲の直角部分を前にします。

 鳴らし方です。

 下の図のように、頭の上に掲げます。



 勢いよく振り下ろします。 ~バン!~と爆裂音がします。

 鳴らないときには、もう一度チャレンジしてください。勢いよく、勢いよく です。
 それでも鳴らないときには、直角部分は4枚に分かれていますが、そこをチョッと開いた状態で振り下ろしてください。すると、鳴りやすくなります。鳴る原理は、鳴った後、袋みたいな部分が飛び出していますね。振り下ろす前は、それが折りたたまれていますが、そこに急激に空気が入ってきて、そのときの音が爆裂音となります。

 鳴った後に、また鳴らすには!



 飛び出した袋を、また戻してやると、鳴る前と同じ状態になります。

 それを振って何度も楽しんでください。

 再掲 作った紙鉄砲です。



 一つが2~3分でできます。ぜひ、皆さんで楽しんでください。スタート合図の鉄砲代わりにもいかがでしょうか。



 最後まで読んでいただきありがとうございました。