5月9日(月)は山陽新聞社のさん太ホールで夕刻から開催された東北
大震災のチャリティコンサートに行きました。
知り合いのI不動産の社長に熱心に誘われて、つい先日行ったばかりなの
ですが、今回わけの判らぬままにコンサートの客の一人になっていました。
上の写真に妙麗の美しい女性が写っていますが、どうやらこの女性が
代表を務めるNPO法人高麗(こうま)が主催者となってこのコンサートは
開催されたようです。
高麗(こうま)氏の名前を見れば何かしら朝鮮半島で栄えた高句麗という
国との関連性を想起しましたが、推定は間違っていませんでした。すなわち
彼女自身が独白してるように、高句麗王直系の子孫であることを父母から
毎日聞きながら育ったとの記述があります。
高麗恵子氏のエッセーを読むと宗教とは違うけれども多分に精神世界を
重要視されているように感じます。それに音楽をハーモナイズして一種独特の
スピリチュアルな世界を形成し、人々に平穏と安寧を齎(もたら)すことを
目的化したものではないかとおもいます。
さて肝心のいだきしん氏のコンサートですが、会場はほぼ満員に近く、
盛況のうちに始まりました。
一旦演奏が始まると、それまでざわついていた会場は瞬時に静かになり、
全ての耳目が只一点に集中していきました。このピアノ演奏の時間が実に
長い。一曲の演奏時間たるや30分は超えたのではないでしょうか。
しかしながらいだきしん氏の指先が奏でる魔法の音楽は聴く者を何時の間にやら
幽玄な精神世界へと深く深く誘(いざな)い、至福な時間を過ごさせる為に在るかの
ようでした。
今までのコンサートとは違い、トークは殆ど有りませんでしたが、いだきしん氏の
渾身のパーフォーマンスは余分な言葉は要らないと言えるものでした。事実
私のように関心の低い者でも十分満足出来るものでした。
今回申し訳ございませんが会場で撮った写真は有りません。上方写真は全て
パンフレットのものを借用しました。