浜田市の道の駅ゆうひパーク浜田を出発して国道9号線を
走り続けて漸く益田市飯田の姉の家に到着しました。
朝6時に岡山県赤磐市の自宅を出て目的地に到着したのが
午後6時と、途中観光にも時間を費やしましたが、約12時間の
長丁場でした。
丁度1年ぶりの帰省ですが、エミーにとっては初めての訪問
になりました。実は先を急いだのには理由が有りました。エミー
と姉の家の飼い犬のリンちゃんと一緒に散歩させるのが目的で
した。私にとっては夢のコラボレーションです。
リンちゃんは大型犬のハスキーの雑種で、保健所に保護され
その命運も風前の灯であった所を運よく姉の娘に引き取られて、
その後姉の家に預けられて今では幸せな生活を満喫している様
です。
性格はとても温厚で初対面の時にも全く吠える事も有りません
でした。逆に大人し過ぎて車上荒しの被害に遭ったときも全くその
不審者に対して吠えたり威嚇をしたりする事がなく、番犬としては
失格の烙印を押されました。
さてそのリンちゃんなんですが私がエミーを車から降ろしてから
リンちゃんに挨拶させようと近づいて行くと、想定外の事態が勃発
したのです。その温和なリンちゃんが脱兎(犬)の如く飛び出て来て
エミーを激しく威嚇して今にも飛びかからんとしました。
これには私達や、姉も吃驚仰天でした。全く予想していなかった
事ですから・・・。エミーもびっくりして腰を抜かさんばかりでした。でも
犬って腰が抜けますでしょうか・・・。後で冷静に考えるとリンちゃんが
自分のテリトリーを守るのに必死だったのではないかと言う分析に至り
ました。これはもう本能的なもんだったんでしょうね。
暗さは益々その濃度を増し、心配していた天気も今にも泣きださ
んかという状況になって来ました。そこでリンちゃんとエミーと一緒に
散歩させることを諦め、リンちゃんだけ散歩させることにして急いで
出かけました。
危惧したとおり途中から雨がポツポツと降り始めましたが、さほど
大した雨ではなかったので散歩を続けて、久しぶりにリンちゃんとの
触れ合いを愉しみました。30分位の散歩でしたが、帰ったときには
すっかり暗くなっていました。
相性さえ良ければエミーとリンちゃんを一緒の場所で寝させてやる
つもりでしたが、姉の提案も有りエミーは玄関で一夜を過ごす事になり
ました。
姉の家族と食事をした後で談笑をして、疲れを取り除くため早めに
就寝しました。
因みにエミーも環境が変わったにも拘わらず普段通り行儀よく朝迄
ぐっすりと寝てくれました。
これで島根県石見路の旅の一日目のレポートを終了致します。